なれ鮨作り講習会 伝統の味を後世に

なれ鮨作り講習会

10月3日、4日の2日間、樫原区高齢者等活性化センターに、地域住民が集まり、なれ鮨作りの講習会が行われました。

美山町樫原の「川上神社」には、600年の伝統を誇る奉納芸「からす田楽」が伝わります。このからす田楽はすし講ともいわれ、地域で作ったなれ鮨を食べることになっていますが、今ではなれ鮨を作れる人も少なくなってきました。

指導するのは石田こさわさん92歳です。笹の葉にくるんだ鯖鮨を隙間なくたるに並べ、塩水で漬け込んだなれ鮨は、祭りの前日まで寝かせ、12日のからす田楽で氏子らが食べることになっています。