八木町氷所・日置 幡日佐神社・大送神社 夫婦神事

夫婦神事

毎年10月21日に、八木町氷所と日置、2つの集落の繁栄を願う夫婦神事が行われます。古くから米どころとして耕作地が開けたこの地域で、水利権をめぐる争いが絶えなかった為、となり村同士仲たがいをやめ、親睦を深めようと始められた祭りです。

お昼ごろ、男の神様である氷所の幡日佐神社の一行が、女の神様が待つ日置の大送神社へ出発、使いが嫁入りをお願いに上がります。しかし、まだ準備が整っていないと何度も断わられ、やっと承諾する様子は、女性が男性をじらしている様を表現していると言われています。晴れて婚姻成立の儀式が行われ、幡日佐神社に向けて嫁入り行列が出発、田園風景の中を一行がゆっくりと練り歩きました。

祭りのクライマックスは、表参道の馬場で迫力の流鏑馬。観光客や氏子らが見守る中、来年の五穀豊穣を占いました。