尾上松也特別公演 歌舞伎と武部源蔵を語る

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 3月12日、国際交流会館で、南丹市商工会園部支部が主催し、市制施行10周年記念事業「尾上松也特別公演」が行われ、およそ450人の観客が詰めかけました。

 尾上松也さんは、5歳で初舞台を踏んで以降、数々の演目が好評を博す歌舞伎界の若きホープです。 

 第1部のトークショーでは、日ごろどのような思いで歌舞伎と向き合っているのか、舞台やテレビなどの出演話などを語りました。日本三大歌舞伎の一つ、「菅原伝授手習鑑」で、武部源蔵役を務めた尾上さん。武部源蔵のルーツが南丹市の生身天満宮にあることを感慨深く語りました。

 第2部では、舞踊、長唄「外記猿」が披露され、あでやかで美しい舞台にくぎ付けになりました。

 講演後、尾上さんは生身天満宮を訪ねました。菅原道真の子「菅秀才」の育ての親であり、生身天満宮の始祖、武部源蔵の墓に手を合わせ、芸の道に精進する決意を新たにしていました。