南丹市立文化博物館 夏の展示会 人形を通して戦争を考える

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 南丹市立文化博物館では、夏の展示会「平和の使者 青い目の人形 京都・滋賀に遺る人形たち」が行われています。

 昭和2年、日米親善のためにアメリカから日本におよそ1万3千体の人形が贈られましたが、その多くは第二次世界大戦の影響で失われ、今では確認できているものだけで全国に330体あまりしか存在しません。この展示会では京都・滋賀に遺る人形9体が展示されています。

 27日と29日には、城陽市在住の元教師、中野恭子さんが紙芝居を行い、人形には平和への願いが込められていたこと、戦争中には敵国の人形という理由で多くが処分されてしまったことなどを話しました。

 文化博物館では、同時開催として、新聞・号外でふりかえるオリンピックの歴史も行われています。会期は共に8月28日までです。