第5回丹波の文人遺作展 知られざる丹波の作品を公開

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 8月9日から、南丹市国際交流会館で、丹波史談会が主催する丹波の文人遺作展が開催されました。

 素晴らしい書や絵画などを手がけた丹波の文人を知ってもらいたいとの思いで、5年前から年に一度開いており、地元の神社や史談会の会員らが所蔵する作品25点が展示されました。

 なかでも生身天満宮が所蔵する、大塚春嶺の『万歳楽』は見ごたえのある作品です。そのほかにも、亀岡出身の円山応挙や戊辰戦争の際、丹波に赴いた西園寺公望の書など、貴重な作品が並び、作者の生い立ちや郷土の発展に尽くした業績なども紹介されています。訪れた市民は、江戸から現代まで、丹波地域の教育・文化を育んだ文人たちの足跡に触れていました。