人権教育啓発推進協議会発足10周年 拉致問題について 蓮池さん熱弁ふるう

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    南丹市人権教育・啓発推進協議会の発足10周年を記念した講演会が、2月26日、国際交流会館で行われ、750人が参加しました。

 講師は、新潟産業大学経済学部准教授で、翻訳家としても活躍する蓮池薫さんです。蓮池さんは、1978年、中央大学在学中に北朝鮮当局に拉致され、2002年に帰国するまでの24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされました。

「夢と絆を求めて~翻弄された運命のなかで~」と題した講演では、拉致後、北朝鮮での工作員教育や与えられた仕事、結婚と育児の状況など、社会情勢とともに刻々と変化する北朝鮮での暮らしを赤裸々に語りました。

    最後には「今も家族を思いながら、日本に帰れる日を待つ人たちがいる。拉致問題の早期解決のため、国民の理解や後押しをお願いしたい」と締めくくりました。