かやぶきの里で初夏の風物詩 お田植祭で豊作を祈願

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 5月14日、美山町北のかやぶきの里で恒例となったお田植祭が行われました。

 知井八幡神社で、五穀豊穣の祈願を済ませた早乙女が、宮司の先導で神饌田へと向かいます。

 菅笠、絣の着物に身を包んだ早乙女たちが、凛とした面持ちで神事に臨みます。今年の早乙女は、京都伝統工芸大学校の学生や地域の人たち14人です。地域の活性化を願う団体代表者も参列して、厳かに神事が行われました。

 早乙女が横一列になり、太鼓の音に合わせて早苗を植えていく様を一目見ようと、市内外の観光客や海外からもおよそ300人が詰めかけました。途中、カメラマンに声を掛けられ、早乙女がポーズをするなど、終始和やかな雰囲気。かやぶきの里に初夏の風が吹きわたりました。