園部高校3年生 放射線の観察 科学的に理解する力を育む

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 7月11日、園部高校で、理科を選択する3年生を対象に、放射線を観察する特別授業が開かれました。
 講師は、元高校教諭で、全国各地で科学の面白さを実験で伝えるサイエンスプロデューサーの戸田一郎さん。戸田さんが考案した「霧箱」と呼ばれる実験装置で、水蒸気となって現れる放射線を、生徒たちは興味深く観察しました。
 放射線は、空気や食べ物などからも検出される身近にあるもので、今、教室内でどれくらい放射線を浴びているのかなどを調べました。また、医療や工業製品などに利用される放射線の特徴について理解を深めました。
 戸田さんは「測った数値を覚えておき、有事の際に安全か危険かを判断する基準とするなど、世の中の出来事について科学的に考える力を身に着けてほしい」と話しました。