匠の祭典 木を活かす 匠の技を次世代へ

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 7月15日、16日の2日間、京都市右京区京北の木材加工センターを会場に、匠の祭典が開かれました。
 これは、伝統文化「担い」が主催している林業の技術研修会で、
 日本一と名高い鋸砥(のことぎ)職人、長津勝一さんを中心に、全国の森林組合や建設業、林業を学ぶ学生などに参加を呼びかけ、全国各地から100人以上が集いました。
 初日の模範演技では、機械が主流の現場では、めったに見る事ができない4つの伝統工法を職人たちが披露。鉞(まさかり)の重みを活かして丸太を削るダイナミックな「鉞斫り(まさかりはつり)」やリズムよく行われる「手斧斫り(ちょうなはつり)」、法隆寺などの寺社建築の修復で用いられる技法、槍鉋(やりがんな)など、参加者は、第一線で活躍する職人たちの技に感心し、熱心に見学していました。