竹井振興会 講演会 摩氣神社の狛犬は 幕末の名工の作品

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 10月7日、園部町竹井の摩氣神社で、「狛犬」に関する講演会が行われました。
 摩氣神社の狛犬は、幕末に石工の世界で名人と言われた「丹波佐吉」の作品で、竹井振興会ではこの狛犬について、地域の人に知ってもらいたいと講演会を企画。区民のほか、南丹市内や宇治市などからおよそ50人が参加しました。
 講師は、丹波佐吉の論文を多数発表している、奈良学園大学奈良文化女子短期大学部教授の磯辺ゆうさんです。磯辺さんは、丹波佐吉の生いたちや石造物について話す中で、「摩氣神社の狛犬は、奉納された年が不明だが、その特徴から、1865年ごろの作品で、佐吉の最後の狛犬と考えられる。これからも地域で大切に守ってほしい」と解説。参加した区民は、身近な摩氣神社の狛犬について、初めて知ったことが多く、感慨深げに話を聞きました。