農芸高校2年 人権学習 “自分らしく生きること”パラアスリートに学ぶ

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 10月23日、農芸高校で人権学習が行われ、2年生90人が講演を聞きました。
 トップアスリートから話を聞く「京のスポーツ夢バンク事業」の一環で開かれたもので、講師には製薬会社で開発担当として働きながら、パラ・パワーリフティング日本代表として活躍する中嶋明子さんが招かれました。
 中嶋さんは、30歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、車いす生活になりました。「私らしく生きていたい」との強い思いで就職し、その後始めた、パラ・カヌーで世界大会に出場、トレーニングの一環で始めたパラ・パワーリフティングの日本代表にも選ばれました。
 障害者となり無意識のうちに発せられる言葉に苦しんだことや、差別に負けず、常に自分から動いて人生を切り開いてきたことを紹介し、「挑戦者には必ずチャンスがある。どんな境遇になっても自分のできる努力をして夢を叶えてほしい」とメッセージを送りました。
 中嶋さんのパラ・パワーリフティングの実演のあと、同校パワーリフティング部の部員が足を使わずに挑戦。その違いを感じていました。