森の京都カレッジ “食”講義と体験で理解深める

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 7月12日、美山町安掛の京都丹波高原国定公園ビジターセンターで、放送大学京都学習センターの公開講座「森の京都カレッジ」が開催されました。
 5月から7月にかけての3回の講座の最終回となる今回は、「京都丹波高原国定公園の食文化」をテーマに、南丹市立文化博物館 学芸員の井尻 智道さんが講義を行いました。
 納豆もちやにしん漬け、しろもちなど、美山町・日吉町の伝統食や行事の食事について写真を使って解説したほか、園部藩立藩400年と絡め、地域の江戸時代の特産品や当時のご馳走と考えられる献立についても解説しました。
 また、午後からは美山町北の公民館で、伝統食の調理体験をしました。
 美山町の女性らが講師を務め、米粉ともち粉を使った季節の伝統食、ちまきと柏餅の作り方を教わりました。
 笹の葉5枚を使ってちまきを巻く作業では、最初は戸惑いながらも段々とスムーズに巻く事が出来るようになり、「慣れてきた」などの声が参加者から上がり、和気藹々と体験は進みました。
 様々な切り口で地域の深い歴史や文化を学んだ、この講座は、8月から11月にかけても3回のシリーズで開催されます。