園部藩立藩400年記念シンポジウム『園部藩と丹波の諸藩』

園部藩立藩400年記念シンポジウム『園部藩と丹波の諸藩』

 10月27日、国際交流会館で園部藩立藩400年記念シンポジウム『園部藩と丹波の諸藩』が開かれました。

 森の京都「なんたん」エコミュージアム推進事業の一環で開かれたもので、はじめに元京都府立総合資料館職員で京都府立大学文学部共同研究員の山田洋一さんが「丹波国の所領配置と小出氏」と題し基調報告を行い、小出家が園部の地に移封された理由などについて触れました。

 また、京都府立大学、長浜バイオ大学名誉教授の水本邦彦さんをコーディネーターに、博物館学芸員や郷土史研究家など5人のパネリストを招いてディスカッションが行われました。園部藩、亀山藩、柏原藩、篠山藩、綾部藩、福知山藩、山家藩の、丹波の7つの藩について、点在する領地をどのように管理していたか、財政政策として取り入れられた専売制度についてなど、それぞれ興味深く話されました。類似する点や並べてみてわかるそれぞれの藩の特徴などについて、今後も京都丹波の横のつながりを持ち、研究や発表の場を持っていきたいとの意見も出ました。