美山かやぶき美術館「民藝を想う」展 庶民が使う生活道具に美しさを見出す

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 現在、美山かやぶき美術館で、民藝をテーマにした展示会が開かれています。
 民藝は、庶民が使う器や生活道具などにスポットをあて、作品の中に手仕事の素晴らしさだけでなく、伝統や地域性をとらえた美しさを見出すものです。
 今回は、岡山県民藝協会、京都民藝協会、兵庫県民芸協会に所属し、意欲的に民藝に取り組む、20人の作家や工房の作品が並びました。
 陶芸や木工作品のほか、いぐさのバッグ、螺鈿細工、藍染めや草木染めのストールなど、日常に溶け込む個性的な作品が目を引きます。
 初日には、作家が来場者と話す場面もあり「気に入ったものを使うと嬉しくなる、その気持ちを感じて欲しい」と話していました。
 また、南丹市在住の作家 前野 直史さんの陶芸作品も並んでいます。
 美山かやぶき美術館「民藝を想う」展示会は、10月18日まで。会期中、週末ごと実演やワークショップが開かれています。