八木町室橋 コウノトリ巣塔設置記念式典 幸せ運ぶ鳥 定着・繁殖を目指して

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 昨年、国の特別天然記念物コウノトリの飛来で話題になった八木町室橋の文覚池で、9月12日、コウノトリ巣塔設置記念式典が行われました。
 巣塔とは、コウノトリが巣を作りやすくするために設置する塔で、今回設置されたものは高さがおよそ13メートル、頂上には巣を作りやすくするための巣台が取り付けられています。
 コウノトリについて理解を広める活動や生息できる環境づくりを行う、日本コウノトリの会が協力し、8月30日に設置されました。
 室橋区自治会長の栗山 勲さんは、「コウノトリの赤ちゃんの姿をここで見られるようになれば、室橋の誇りになるだけでなく、新庄地域、八木町、南丹市の誇りとなるのではないか。」と挨拶し、今後の定着と繁殖へ期待を寄せました。
 また、日本コウノトリの会の佐竹 節夫会長は挨拶の中で、「この地域は田んぼがしっかりと作られていて、落ち着いた環境で、コミュニティーの結束も強い。コウノトリにとって暮らしやすい環境。」と地域の魅力を分析しました。
 野生動物のため、いつ巣を作るかは予想できませんが、コウノトリは雪解けする2月以降に巣を作ることから、早ければ来年の春には巣作りを見られるかもしれないということです。