八木町氷所 大嘗祭記念碑除幕式 地域の栄誉を後世に語り継ぐため

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 9月27日、八木町氷所で、大嘗祭記念碑の除幕式が行われました。 
 昨年、天皇陛下の皇位継承に伴う重要な祭祀「大嘗祭」に、八木町氷所の米が献上されました。献上米の収穫が行われた斎田抜穂の儀から、1年がたち、一連の行事が無事に終了したことを記念して、JAグループ京都が主催して行われたものです。
 記念碑の除幕では、JAグループ京都の中川 泰宏会長や西村良平市長ら関係者をはじめ、地元氷所の子どもたちも参列しました。五穀豊穣の神「大黒天像」が現れると周囲から歓声が上がりました。
 昨年、氷所区では、献上米の丹波キヌヒカリを、地域をあげて育て上げました。八木町氷所生産組合が中心となり、斎田を耕作する大田主を中川久夫さんが務めました。挨拶では、大役を務めた氷所地域へのねぎらいと感謝の言葉がありました。
 また今回、大嘗祭の神事で詠まれた和歌も披露されました。和歌は稲舂歌と呼ばれるもので、制作した歌人の永田和宏さんは、「氷所の稲作について詠んだ歌が、歌碑となって後世に残ることを嬉しく思う。」と挨拶しました。
 そのあと、伊勢太神楽による神楽舞が奉納され、参加者とともに祝い合いました。
 最後に、今福 均区長は、「区民をあげて取り組んだことを誉れとし、これから心豊かな里づくりに努めていきたい。」と感謝の気持ちを述べ、氷所区の大嘗祭の取り組みを締めくくりました。