森 里 文化セミナー2020 丹波高原の森の魅力とその現代的危機

 2月5日、美山町の京都丹波高原国定公園ビジターセンターで、森里文化セミナーが開かれました。
 第2回となる今回のテーマは、丹波高原の森の魅力とその現代的危機で、京都大学大学院農学研究科助教の山崎理正さんからは「森里を脅かす虫たち~病虫害と森林の管理~」と題し、ナラ枯れなどの原因の一つになっているキクイムシの生態やその対策について話しました。
 また、京都大学大学院地球環境学堂助教の貫名 涼さんからは「京の文化を支えるササ~その伝統と危機~」と題し、祇園祭などで飾られている厄除け粽の材料になるチマキザサの危機的状況により、伝統文化の継承が困難になっている現状について話を聞きました。
 講義のあとには、受講者に終了証が授与されました。