南丹市人権教育・啓発推進協議会 人権研修講演会 理解できない事から差別は始まる

 2月21日、国際交流会館で南丹市人権教育・啓発推進協議会人権研修講演会が開催されました。
 講師に、差別問題に詳しい、関西大学社会学部教授の内田龍史さんを招き、行われました。
 差別は、自分にとって理解できない事、わからない事を遠ざけることから始まると指摘。
 未知の新型コロナウィルスに対する不安や恐れから医療者を遠ざけると離職が更に進み「人々を分断し、社会の崩壊につながる」と述べました。
 また、一般社会の中で、多く見られる、差別と気づかず正当化している論理として「昔からそうなっている」や「周りがやっている」「関わりたくない」「弱者・少数派を救うべきではない」があると説明しました。
 最後に、「様々な人や考えに出会い、互いに理解していけば差別は減る。自分の価値観が誰かの価値観を侵害していないか、立ち止まって考えて欲しい」と強調しました。