世界でいちばん貧しい元大統領と出会った大学生 「本当の豊かさ」を見つけるきっかけに

 4月18日、南丹市国際交流会館で、「世界でいちばん貧しい元大統領と出会った大学生~本当のしあわせとは?SDGsのその先へ~」が行われ、およそ100人が参加しました。
 本当の豊かさや幸せとは何かを追求しながら、思いやりや感謝の気持ちをもってまちづくりに取り組む実行委員会Team to MIRAIが開いた催しで、
 はじめに、第40代ウルグアイ元大統領ホセ・ムヒカ氏の生き方を描いたドキュメンタリー映画を鑑賞しました。ムヒカ元大統領は、収入の大半を寄付し、公邸に住まず、家族と小さな農場で質素な暮らしを続けたことから「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれています。
 映画鑑賞後、この春立命館大学を卒業し、2019年7月に日本人大学生で初めてムヒカ氏にインタビューした岩本 心さんが講演。岩本さんはバックパッカーで知った世界の現状から、本当の豊かさとは何かを考えるようになり、ムヒカ元大統領に会う決心をしました。
 また元JICA日系社会青年ボランティアとしての派遣経験を持ち、小・中・高校を中心に国際協力や異文化理解などの講演活動を行う廣瀬拓哉さんが、「S DGsの取り組みで、地域の豊かさに気付いたり、みんながつながることが大切」と話しました。
 最後に園部町出身のシャンソニエ、河合多恵子さんが、絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」を朗読し、参加者はムヒカ元大統領のメッセージを心に刻みました。