園部第二小学校 「命の教育」 命を守るためできること

 6月30日、園部第二小学校で6年生の「命の教育」が行われました。
 この授業は心肺蘇生について学び、有事の際に命を守る行動を取れるようにと、毎年行われています。
 目の前に人が倒れている時に、どのように行動するのかや、胸骨圧迫、AEDの使用方法を、学校医で、高屋こども診療所院長の高屋和志さんから学びました。
 高屋さんは「倒れている人に対して何もしないより、胸骨圧迫を行い、AEDを使用することで、多くの命を救うことができる。」と話しました。
 児童達は、心臓を模したハート型の器具を使い、胸骨圧迫の練習を行いました。
 また、AEDの使用方法を学んだ後、実際の場面を想定した動きを確認しました。
 児童たちはいざというときに、自分達にできる命を守る行動について、学びました。

企業版ふるさと納税感謝状贈呈式

6月30日、南丹市役所で、企業版ふるさと納税感謝状贈呈式が行われました。
 企業版ふるさと納税として多額を寄付した、株式会社T・N・Jホールディングスは、錠剤製造用金型の製作・販売を行う企業で、西村市長から代表取締役の二九規長さんに感謝状が手渡されました。
 そのあと、寄附を整備の一部に活用した、JR園部駅東口駅前広場を視察。駅構内に設置された寄附銘板の序幕が行われました。この寄附銘板は南丹高校テクニカル工学系列の生徒が作成したもので、今後も地元雇用や産学官連携事業に期待が寄せられています。
 駅利用者の利便性とバリアフリー化、市の玄関口としての景観の向上を目的に、令和元年度工事に着手したJR園部駅東口駅前広場は、ロータリー形状に整備するとともに、路線バス・タクシーの乗降場や夜間照明の設置などが行われました。

令和3年春の叙勲

6月30日、南丹市役所で令和3年春の叙勲 瑞宝双光章の伝達が行われました。
 長年にわたり社会に貢献されてきた方に授与される春の叙勲。受章者の人見和夫さんは、現在、胡麻郷小学校の学校薬剤師で、南丹市内の小中学校に通算42年従事しておられます。
 木村教育長より人見さんへ勲記と勲章が手渡され、「長年に渡り、子ども達の環境、健康面、命を守っていただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えました。
 人見さんは「栄誉ある章をいただきありがたく、今後も精進していきたい」と受章の喜びを語りました。

南丹市グラウンドゴルフ協会春季大会

 

 6月29日、園部公園スポーツ広場で、南丹市グラウンド・ゴルフ協会の春季大会が開かれ、169人が参加しました。
 会長の辻横和夫さんは「安心安全に心掛け、気持ちよく楽しい大会にしましょう」と挨拶。コロナ禍で今年4月に開催予定だった大会が延期となっていたもので、4町のグラウンド・ゴルフ協会の会員が久しぶりに顔を合わせ、心地よい汗を流しました。
 また参加者の中で最高齢、園部町の大門比佐志さん、91歳は「みんなに頑張ってついていきたい」と、はつらつとプレーしました。
 集中したプレーでホールインワンを達成する人も多く、みんなで讃え合う姿もありました。 
競技の結果は、八木町の斉藤明夫さんが総合優勝しました。

摩氣神社夏越大祓式

 

 6月27日、園部町竹井の摩氣神社で、氏子総代や区長、地域の人たちが集い、夏越の大祓が行われました。 
大祓は、半年間に心身の積もった厄災を祓い清め、残り半年間の健康を願うために行われる行事です。参列者が拝殿に集まり、新型コロナウイルスに負けず、みんなが健康に過ごせるよう祝詞が上げられました。
 続いて、宮司を先頭に境内に設けられた大きな茅の輪をくぐりました。まず左足からくぐって左回り、続いて右足からくぐって右回りに、8の字を描くように3回くぐります。
 夏本番を前に、健康で健やかに過ごせるよう、心穏やかなひと時を過ごしました。

生身天満宮氏子会 茅の輪作り 夏越の大祓にむけて 準備に汗を流す

 6月26日、生身天満宮の氏子会が、茅の輪作りを行いました。
 半年間の罪や穢れを落とし、無病息災を祈る神事、夏越の大祓にむけて、氏子10人が、準備に汗を流しました。
 材料となる軽トラック2台分の茅を切り出したあと、境内で、選別し、束を作り、円状に編み込んでいきます。
 氏子会会長の上野榮二さんはじめベテランの経験者の方の指導の下、作業にあたりました。
 和気あいあいと作業が進み、およそ2時間かけ、直径およそ2メートルの立派な茅の輪が完成しました。
 氏子たちは、出来上がった美しい茅の輪を眺めながら、一日も早く、コロナの不安がなくなり、穏やかな日々が戻ってくることを、願っていました。
 生身天満宮の茅の輪は、7月4日まで、参道に飾られています。

園部小学校鼓笛演奏会

6月26日、園部小学校で、鼓笛演奏会が行われました。
 園部小学校5、6年生は、毎年伝統の鼓笛演奏に取り組んでいます。今年もコロナ禍で、練習時間の限られる中、子ども達はそれぞれ工夫しながら自宅でも練習を重ねてきました。
 静止演奏も2曲と規模を縮小、観客も制限された開催となりましたが、児童らは鍵盤ハーモニカ、リコーダー、打楽器、カラーガードなどに分かれ、取り組みの成果を披露。息を合わせた元気いっぱいの演奏と演技に、会場からは大きな拍手が送られました。
 園部小学校鼓笛演奏会は7月22日から放送を予定しています。

農芸高校 園芸技術科生物工学コース ペチュニアの新色誕生!

 京都府立農芸高校の園芸技術科生物工学コースと1年生の「農業と環境」の実習では、今年の4月から、長年オリジナルで改良してきたペチュニアの、新色誕生に力を注いできました。ペチュニアは赤や紫色が多いですが、今回新たに発現させたのは、暑い夏に涼しげな印象を醸し出すグリーンイエローで、冬の寒さなど開花環境が比較的難しい地域でもきれいな花を楽しめることが特徴です。
 今後は、さらに濃い色や新色にも取り組んでいきたいと話しています。
 また、6月中は農芸高校事務室で新色のペチュニアを販売しています。

災害時等における協力体制に関する協定 船井青年会議所と社会福祉協議会が締結

 6月24日、園部文化会館アスエルそのべで、「災害時等における協力体制に関する協定」締結式が行われました。
 今年1月に全国社会福祉協議会と日本青年会議所が、協定を締結した事を受け、災害時に支援活動を行う災害ボランティアセンターの設置・運営を効果的に実施できるようにと、南丹市と京丹波町の社会福祉協議会が船井青年会議所と協定を結びました。
 これにより災害時の資材や機材の提供、ボランティアスタッフの派遣などを協力することでより強化な支援活動が行えるようになります。
 船井青年会議所の中本 祐作理事長は、「これまでにも独自に災害ボランティアの活動を行ってきた。今後は、社会福祉協議会と協力して行っていきたい。」と挨拶。
 南丹市社会福祉協議会の吉田 進 会長は「コロナの影響により、他府県からの広域支援が困難な状況になっている。今回、船井青年会議所と協力関係を結ぶ事が出来、大変心強い」と謝辞がありました。
 今後は、平常時の連携を図るために情報交換会などを行う予定です。

ことばの力育成支援員会議 子どもたちの言語力育成と読書活動推進の為に

 6月24日、南丹市役所で、ことばの力育成支援員会議が行われました。
 南丹市では、学校図書館を拠点とした、ことばの力の育成に取り組み、市内11の各小中学校に、ことばの力育成支援員を配置しています。
 会議では、南丹市教育委員会が読書の活性化にむけての取り組みを紹介し、ことばの力育成支援員と、意見を交わしました。
 本の中で自分の心に残った言葉やおすすめ度を記す、読書記録に取り組み、自分だけの心の本箱づくりをすることが発表されました。
 また、毎年実施している「きらり・本のことば」コンクールは、従来の自分の思いを発表する方法から、おすすめ本を紹介する方法に変更することが伝えられました。
 読書が好きな子も苦手な子も、楽しみながら、自分の人生の一冊に出会うきっかけが届けられるように環境の充実と、子どもたちの読書意欲の向上について考えました。

殿田小学校4・5年生総合的な学習の時間 間伐に挑戦

 6月23日、殿田小学校の4年生と5年生12人が総合的な学習の時間で間伐体験を行いました。
 今回は林業を通じて、地域の環境や現状を学ぶため、日吉町森林組合協力のもと行われました。
 日吉町森林組合 森林Plannerの池田視世さんから、間伐が果たす役割について説明を受けたあと、ノコギリを使って実際に木を倒す方法を教わりました。
 児童達は3班に分かれ、森林組合職員から指導を受けながら、間伐に挑戦しました。
 まず、倒す方向を確認し、受け口を作ります。最後に切り口を入れて狙った方向に倒します。
 斜面での慣れない作業に、児童達は苦戦していましたが、狙った方向に木が倒れると、大きな歓声が上がりました。
 また、森林組合職員の実演では、チェーンソーを使った伐採、抜倒・枝払い・玉切り・集積までを行う高性能林業機械ハーベスタの作業風景を見学。
 大きな木が凄まじいスピードで加工されていく様子に児童たちは驚いていました。

南丹市ICT教育研究会 全ての児童生徒へ学びの可能性を広げよう

 6月22日、美山中学校で、南丹市ICT教育研究会が開かれました。
 南丹市では今年度をGIGAスクール構想「活用期・実践推進期」に位置付け、すべての学校ですべての教職員がすべての児童生徒に、ICTを活用した学びを推進することを目標に、授業づくりを進めています。市内12の小、中学校で順に研究会が行われ、教職員が参加し各校の授業実践へとつなげていくものです。
 美山中学校では1年生社会科の公開授業が行われました。タブレットを使って、グループごとに発表したり、互いの意見を比較したりしました。
 また授業研究会では、授業の進め方やタブレットの活かし方などについて意見交換が行われました。
 「タブレットで意見を視覚的に比較したり資料を共有できることで、課題を自分事として考えること、気付きを自分の言葉で発表させることが大切」と指導講評がありました。

舌ヒデ子の河童さん展 今にも語りかけてきそうな河童たちに癒されて

 6月22日から、美山かやぶき美術館で、「舌ヒデ子の河童さん展」が開かれています。
 舌 ヒデ子さんは、夫の誠一さんと共に、野の花の手書きの器や墨彩画、陶像などの創作活動に打ち込み、日本各地で個展を開いています。
 今回の展示ではそれらの作品およそ80点が展示され、訪れた人たちに癒しの時間を与えています。
 特に、信楽の土と焼締めの技術で生まれる素朴な河童の陶像は、大きな口を開けて叫んだり笑ったり、今にも話しかけてきそうな表情をしていて、家族の絆や舌さんの心のつぶやきが表現されています。
 さまざまな表情を見せる「舌ヒデ子の河童さん展」は、美山かやぶき美術館で、7月25日まで開かれています。

八木中央幼児学園 4歳児 一本下駄を作って遊ぼう

 6月22日、八木中央幼児学園の4歳児が一本下駄作りを行いました。
 園児たちが体を動かす楽しさやバランス感覚を育むため、毎年取り組んでいる一本下駄。これまで保護者と一緒に作ってきましたが、コロナ禍で参観日がなくなり、今年は地域の人に協力してもらって、3日間に分けて制作しました。
 金槌の使い方を教わったあと、子どもたちは木材を組み合わせ、釘を打っていき、小さな手で一生懸命取り組む姿に励ましの声がかけられました。
 最後に、思い思いの絵を描いて完成。大喜びの子ども達は、早速一本下駄を履いて、ぐらぐらしながらも歩いたり、元気に遊んだりしました。
 みんなが上手に歩けるようになった姿は、秋の運動会で見てもらう予定です。

南丹市議会6月定例会 議員定数2減で可決

 6月21日、南丹市議会6月定例会が再開されました。
 この日、追加提案された新型コロナウイルス関連の支援策を盛り込んだ一般会計補正予算案や農業委員会委員の任命など37議案が可決、同意されました。
 また、議員定数を現行の22から20議席とする条例改正案については、賛成12、反対7の賛成多数で可決されました。
 来年2月に見込まれる南丹市議会議員一般選挙から適用されます。

生身天満宮 梅の実作業

 生身天満宮では境内におよそ100本の梅の木があります。
 6月17日から梅の実の収穫が始まり19日には、金串を使って実のヘタ取りの作業が行われました。
 ほんのり黄色に完熟した梅を、シルバー人材センターの女性たちが和気あいあいと丁寧に仕分けし、作業をしました。
 今年の収量は、例年に比べ豊作でおよそ400キロの立派な梅の実が収穫できました。
 梅は、生身天満宮の祭神 菅原道真とゆかりが深く、梅干しにして「合格梅」として受験生らに授与されます。

園部絵手紙教室 絵手紙展 感謝の気持ちを込めて

 園部町美園町の生身天満宮の本殿横の回廊に、園部絵手紙教室のメンバーによる作品およそ40点が展示されています。
 季節の花を描いた物や母親への感謝の気持ちなど、のびのびとした筆遣いで表現されています。
 参拝に訪れた人たちは、心が温まる作品に歩みをとめ、見入っていました。
 園部絵手紙教室 絵手紙展は、夏越の大祓式が斎行される6月30日まで開かれます。

旬感!農道かんさつ塾 親子で見て触って じっくり観察

 6月19日、美山町の京都丹波高原国定公園ビジターセンターで「旬感!農道かんさつ塾~親子で学ぼう~」が開かれ、16人の親子が参加しました。
 身近な野道を散策して、季節ごとに咲く草花の変化を調査したり、生き物を観察しようと、京都丹波高原国定公園ビジターセンターが主催しました。
 講師の京都大学フィールド科学教育研究センター、赤石大輔さんは、「地域みんなで自然を守っていくために、調べ調査し、研究の助手になってほしい」と話し、4月から5月にかけて咲いていた花に比べ、6月に咲く花の色や種類はどのように変化しているのか仮説を立てたあと、フィールドワークに出かけました。
 川沿いの道をゾーン分けし、花の種類がわかるように茎や葉っぱも意識して採取し、たくさんの種類の草花が集まりました。
 持ち帰った草花の色や名前を調べ、観察記録が出来上がりました。
 この観察会は毎月1回冬まで続け、環境の変化や自然の不思議を学びます。

八木西小学校 引き渡し訓練 児童を安全に 保護者へ

 6月19日、八木西小学校で、引き渡し訓練が行われました。
 南丹市に大雨洪水暴風警報が発令され、通学路が一部冠水、児童のみの下校は危険との想定で、学校長の判断により、メール配信システム「℮メッセージ」を使って、各家庭に学校への迎えの要請を伝えました。
 今回はコロナ対策として、地域ごとに分けた時間に保護者が来校。体温確認や手指消毒を行い、各教室で待機している児童のもとへ向かいました。担任が児童と保護者の確認を行ったのち、無事に引き渡しを終え、有事の際の児童の安全確保にむけ、防災意識を高めました。
 今回の訓練は、学校運営協議会の委員による、車両の整理や通行規制などの協力もありました。

五十周年記念すぎなの会 書展 森与兵衛先生に感謝を込めて

 6月18日から20日まで、園部文化会館「アスエルそのべ」で五十周年記念 すぎなの会 書展 森 与兵衛先生ありがとう が開催されました。 
 森 与兵衛さんは、園部高校で書道教員を務め、すぎなの会の前身である、園部書道会のころから、50年にわたり、指導してきた亀岡市の書家です。
 今年の春に亡くなった先生を偲び、生徒14人は感謝の気持ちを込めて、この作品展を企画しました。森さんの作品11点、生徒の作品15点が並びます。
 18日には、書に人生を捧げた森さんの人柄をあらわす作品の数々に、多くの来場者が見入っていました。

しろ山ほほえみサロン しゃべって笑って健康に

 6月16日、美山文化ホールで高齢者が集う、しろ山ほほえみサロンが開かれ、14人が参加しました。
 国民健康保険南丹みやま診療所の作業療法士、垣村将典さんを迎え、タオルを使って肩や手首、指先や筋力アップを意識した体操をしました。
 美山町では、生きがい活動支援通所事業「ミニデイ」が昨年度で終了したことを受け、各5つの振興会が高齢者へのサロン継続を共通課題として検討してきました。
 その中、宮島区では、美山町社会福祉協議会や宮島振興会などが協力して、月1回、居場所づくりの場を開くことにしました。
 そのほか、オリーブオイルを使った食生活の改善の話を聞いたり、脳に刺激を与える指体操を行いました。
 参加者は、年齢を重ねることによって、「自分はできる」と思っていても、できないことがあることに気づき、日常生活を、注意して過ごしていくことの大切さを学びました。

道徳教育研究会 子ども達を見守る地域の輪の充実を

 南丹市教育委員会は、地域ぐるみで子ども達を育てる地域道徳を推進しています。6月16日には、八木中学校を会場に道徳教育の改善や充実を支援する研究会が開かれ、研究会の様子は市内の幼稚園や、各小・中学校にインターネット配信されました。
 始めに八木中学校の生徒会が取り組んでいるあいさつ運動の紹介がありました。生徒会のメンバーは、朝の挨拶をはじめ、八木西小学校や八木東小学校に出向いて、児童に直接、挨拶の大切さを伝える活動を行っています。生徒たちが自発的に企画し、地域の協力を得ながらの活動は、地域道徳の実践の第一歩として紹介されました。
 続いて、京都産業大学教授の芝原弘志さんが、道徳の授業のあり方について、教職員らに助言を行いました。「しっかり子どもの言い分を聞くこと」を踏まえ、子ども達が自分の気持ちに正直な答えを言うことができる環境づくりの大切さを話しました。道徳で子ども達を見守る輪の充実を目指し、教職員や保護者・地域の人々が共に考える場となりました。

南丹市役所 新庁舎建設に向けて 校名石や門柱を園部小学校へ移設

 現在、南丹市役所では、秋から始まる新庁舎の建設に向けて、準備工事が進んでいます。
 現在の市役所は、平成11年まで、園部小学校の校舎および敷地として使われていました。建設予定場所にあった旧園部小学校の門柱や卒業記念制作などが、6月14日から18日にかけて撤去されました。
 クレーンで釣り上げられた門柱などは、後日園部小学校に移設されることになっています。
 また卒業記念品として児童らが制作した花壇や愛唱歌「みんななかよし」の歌詞が刻まれたモニュメントは耐久性がなく、移設すると壊れてしまうため、惜しまれながらも撤去されました。
 なお、撤去された卒業記念制作は写真撮影され、南丹市役所ホームページに掲載されているということです。

丹波支援学校中学部 米作り学習 米米くらぶ 田植えに汗を流す

 6月15日、八木町柴山の丹波支援学校で、中学部の生徒およそ40人が田植えを行いました。
 丹波支援学校では、米米くらぶと題して、学校近隣の田んぼを借り、地域の人に協力してもらいながら、1年間を通じて米作り学習に取り組んでいます。
 苗の植え方を教わったあと、早速生徒たちが田んぼに入りました。田植えをするのが初めての1年生は、恐る恐る足を田んぼの中に入れて大興奮。泥の感触を楽しみながら、掛け声に合わせて丁寧に植えていきました。また、2、3年生は昨年の経験もあって、和気あいあいと積極的に取り組みました。
 生徒たちは「楽しかった」「しっかり植わるよう頑張った」と感想を話し、田植えを最後までやり切った達成感を味わいました。

佐々江あたご山野草苑 ささゆり開花祭 年々増える自生のささゆり楽しんで

 6月12日・13日の2日間、日吉町佐々江の佐々江あたご山野草苑で、ささゆり開花祭が開かれ、近隣から多くの人々が訪れました。
 佐々江あたご山野草苑は、佐々江在住の久世和義さん・久世耕司さんの2人が、昔よく見られたささゆりが群生する姿を取り戻したいと、6年前から所有している山1ヘクタールを整備しています。
 ささゆりが開花するこの時期に合わせて開かれたイベントも今年で3年目。バンド演奏や野鍛冶の実演、地元住民による手作り餅や朴葉ご飯などの出店もあり、賑やかに開催されました。
 苑内のささゆりは、昨年60本、今年は110本ほどが自生し、年々花の数が増えています。また素朴な山あじさいやホタルブクロの花など、多くの山野草が咲いており、雨にぬれていきいきとしていました。
 小高い山の頂上には、地域が一望できる展望デッキなども設けられ、訪れた人々は思い思いに散策を楽しみました。

あぜみちファッションショー2021‐風をよむ‐開催

 6月13日、園部町若森にある普済寺で「あぜみちファッションショー2021‐風をよむ‐」が開かれました。
 このイベントはあぜみちファッションショー実行委員が主催したもので、第1部は、普済寺の本堂を舞台に、現代ファッションに身を包んだモデル達が優美に歩きました。総勢13人のモデルが出演。使わなくなった着物を使って、新たな洋服としてアップサイクルされた衣装などが披露されました。
 また第2部では、参道から続くあぜみちをランウェイに行われました。
 訪れた観客は、自然の風景に溶け込んだ現代ファッションに見入っていました。

城山登山ガイド研修会 地域の魅力を伝えるガイドとして

 6月11日と12日の二日間、城山登山ガイドの研修会が行われました。
 文化庁の森の京都「なんたん」エコミュージアム推進事業として、昨年度行われた地域学芸員養成講座「明智光秀と南丹ゆかりの地」を受講したメンバーらが参加して、ガイドの役割を学び、現地研修に臨みました。
 12日の現地研修では、南丹市教育委員会の説明を聞きながら、日本最大級の山城「八木城跡」を登山しました。八木城は、丹波守護代であった内藤氏が拠点とした城で、「明智光秀の丹波攻略」によって落城したとされています。八木城の規模やどのような構造をしていたのか、八木城ゆかりの内藤氏について改めて学び、また地元での言い伝えなども聞きながら、「訪れた人がまた来たいと思える」ガイドの工夫を学びました。今月26日、27日には八木町観光協会が主催してガイドと共に八木城跡を探索するツアーが開かれます。

南丹市女性会フラワーアレンジメント リラックスした時間で梅雨を吹き飛ばそう

 6月12日、南丹市園部女性の館で、フラワーアレンジメント講座が開かれました。
 コロナ禍でイベントの中止や外出制限がある中、心休まるひとときを提供したいと、南丹市女性会と園部女性の館が共催で企画しました。
 アートフラワー、ドライフラワー、プリザーブドフラワーの3種類を使ったアレンジで、講師の森谷万知子さんから「人と違っていい。ゆっくりと花と向き合う時間を楽しんで」とアドバイスを受け、参加者はリラックスした楽しい時間を過ごしました。
 リボンや飾りの配置ひとつで雰囲気の違う作品が完成。一つとして同じものがない、自分だけのアレンジメントに、参加者は大満足の様子でした。

園部幼稚園3歳児・5歳児 虫歯にならないために 歯みがき指導

 6月11日、園部幼稚園で、3歳児と5歳児へ歯みがき指導が行われました。
 3歳児の子ども達はお母さんと一緒に、髙屋歯科医院の歯科衛生士、橋本美影さんから、健康な歯を保つための話を聞きました。
 ケーキやジュースなど、甘いものばかりを食べるのではなく、お水や果物などと組み合わせて食べること、子どもの歯は前歯が虫歯になりやすいのでしっかり磨くこと、また仕上げ磨きのポイントを教わり実践しました。 
 5歳児の子ども達は、歯ブラシの持ち方や動かし方など、虫歯にならないための歯の磨き方を学びました。
 園部幼稚園では、健康な歯を守るため、子どもたちがお昼ごはんのあとに歯を磨く、習慣化を意識しています。5歳児は乳歯から永久歯に生え変わる重要な時期で、子どもたちは虫歯にならない丈夫な歯を作るために、歯磨きの大切さを改めて感じていました。

「自然災害におけるボランティア支援に関する協定」 園部ライオンズクラブと社会福祉協議会が締結

 6月10日、園部文化会館アスエルそのべで、「自然災害におけるボランティア支援に関する協定」締結式が行われました。
 昨年、京都府及び全国の社会福祉協議会とライオンズクラブ国際協会との間で、災害時に支援活動が迅速に行えるようボランティア支援に関する協定が結ばれました。それを受け、南丹市と京丹波町の社会福祉協議会、両市町をクラブ範囲とする園部ライオンズクラブとの間で協議が進み、この日「自然災害におけるボランティア支援に関する協定」を締結しました。
 園部ライオンズクラブの人見勘一会長は「被災地の復旧、復興にボランティアは欠かせない。ボランティアに対し物的、人的に支援し地域社会のため奉仕できる存在でありたい」と挨拶。南丹市社会福祉協議会の吉田 進会長は「近年大規模な災害が多発する中、コロナ禍で広域的支援が難しい今、この協定締結は大変心強い。多くの市民がボランティアへ関心を持つきっかけになれば」と話しました。
 園部ライオンズクラブでは、災害時、ボランティアの移動や活動に必要な車両、資機材の提供、炊き出しなどの支援を考えており、平常時から社会福祉協議会と連携を密に、勉強会なども開いていきたいと話しています。

蛍の乱舞

 園部町竹井の大阪谷川沿いは、毎年たくさんの蛍が飛び交います。地域の皆さんが蛍の飛び交う郷をめざして、河川の整備をされてきました。
 10日の夕方、あたりが夕闇に包まれる頃、ひとつ、ふたつと草むらに蛍の光が現れ、午後8時ごろには上流の山裾から下流の長い範囲にわたって無数の蛍たちが美しく舞いました。
 流れ星のように急降下するもの、空高く舞い上がるもの。満天の星と蛍の共演に、訪れた人たちが、しばし時の経つのも忘れ見入っていました。

園部幼稚園 4・5歳児 サツマイモの苗植え 大きく美味しく育て

 6月9日、園部幼稚園の4・5歳児が、サツマイモの苗を植えました。
 園部町口人の畑で、地域で農業に取り組む、若者会、乙女の会のメンバーに植え方を教わりました。
 園部幼稚園と口人区との交流は10年以上続いており、サツマイモの苗植えや収穫は、子どもたちも、地域も楽しみにしている恒例行事です。
 5歳児は2本、4歳児は1本ずつ合わせて、100本の鳴門金時の苗を植えました。
 「大きく育て、と声をかけながら植えると、美味しい立派なお芋が育つよ」と教えてもらい、子どもたちは、小さな手を精いっぱい使いながら、植えていました。
 子どもたちは草刈りや水やりなど、日々の世話をお願いします、と声をかけました。お互いに秋の収穫で、また会えるのを楽しみにしていました。

アスエルそのべ ミニ展示会 短歌等の作品39点が並ぶ

 現在、園部文化会館「アスエルそのべ」で、ミニ展示会が開かれています。
 アスエルそのべは、1階ロビーが交流スペースになっており、文化サークルの作品発表の場となっています。
 今回は、5つの団体、園部短歌会・うたがき短歌会・如月短歌会・淇光句会・丹波史談会が出展し、春から初夏にかけて、季節の移ろいなどをテーマにした短歌や俳句、また活動紹介パネルなど39作品が並んでいます。
 展示会は、6月20日まで開催されています。

八木西小学校1、2年生芋の苗植え

 晴天に恵まれた8日、八木西小学校の1、2年生が、さつま芋の苗植えを体験しました。
 校区内のお住いの秋田武さんの協力で毎年行っており、子どもたちも楽しみにしている行事です。畑に着くと、秋田さんから「大きくなってねと声をかけながら丁寧に植えましょう」とアドバイスをもらい、植え方の説明をしっかりと聞いて、一人に2本ずつ植えていきました。
 学校運営協議会のメンバーもサポートし、全部で100本の苗を植えた子どもたち。「みんなで協力して植えられて楽しかった」と感想を述べ、秋に収穫するのを楽しみにしていました。

美山かやぶきの里一斉放水

 美山かやぶきの里では、年に2回、集落を火災から守るため、放水銃の一斉点検を行っています。
7日午後1時30分、集落にサイレンが鳴り響き、南丹市教育委員会 文化財保護係の職員立ち合いのもと点検を開始。放水銃から次々と水しぶきが上がりました。
 例年5月と12月に行われる放水銃の一斉点検には、多くの観光客が訪れ賑わいますが、今回は緊急事態宣言中のため、事前告知をせず設備点検を実施し、対象の56基が無事に作動することを確認しました。
 青空の下、緑鮮やかなかやぶきの里に、美しい水のアーチがかかりました。

摩氣神社 お田植え祭り 五穀豊穣とコロナの収束を祈る

 6月6日、園部町竹井の摩氣神社でお田植え祭りが行われました。
 毎年6月の第一日曜日に行われている伝統の神事を絶やさないために、コロナ対策として、歌と踊りの奉納は取り止めて神事が行われました。
 摩氣神社のお田植え祭りは、本殿の階段を田んぼに見立てて田植えの所作を行うものです。宮司と共に祭事を進める宮主が、鳴子を鳴らして苗代づくりを行います。続いて早乙女たちが、稲の苗に見立てた粽を植えます。今年の早乙女は、竹井区の中学生が務めました。
 そして、参列した区長をはじめ、神社総代、敬神婦人会の役員らが順に玉串をささげ、五穀豊穣とともに、来年はコロナが収束し、いつも通りの神事ができるようにと祈りました。
 梅雨晴れ間、境内に爽やかな風が吹き抜け、穏やかなひと時となりました。

園部文化観光協会 園部レンタサイクル事業スタート E-bikeで街中を颯爽とPR活動

 園部文化観光協会とJR園部駅西口の自転車等駐車場を管理する株式会社駐輪サービスの連携で、6月1日から園部レンタサイクルがオープンしました。
 園部文化観光協会では、地域に息づく歴史や文化を活かした観光振興をと、園部町内の史跡などを自転車で巡るサイクルツーリズム事業を展開しています。5日には記念イベントとして、会員らが電動アシスト自転車E-bikeで街中を颯爽と走り、レンタサイクルをPRしました。
 JR園部駅西口広場自転車等駐車場に、現在2つのタイプの自転車11台が設置され、いつでも誰でも気軽にレンタルできます。今後はさらに台数を増やす計画で、園部文化観光協会では、観光だけでなく通勤、通学などにも利用してほしいと話しています。

京都聖カタリナ高校 戴帽式 看護実習を前に 決意新たに

 6月5日、京都聖カタリナ高校で、看護科の戴帽式が行われました。
 戴帽式は、初めての実習に望む前に、看護の道を志す意識を高め、決意を新たにするものです。
 看護科18期生36人は、入学以来看護医学の学びを深めてきました。
 戴帽式は、感染症対策をとった上で開催され、保護者が参列し、在校生はリモートで見守りました。 
 園田研一校長は「コロナ禍で大変な中ではあるが、辛い時も明るい笑顔をみせ、周りの人のことを考えられる看護師になってください。」と激励しました。
 戴帽の儀では、一人ひとり、ナースキャップやバッヂを受けとり、人の命を預かる職業、看護師としての、責任の重さを心に刻みました。
 また、ナイチンゲールの看護の精神を受け継ぐキャンドルライトを手に、誓いの言葉を朗読し、聖歌を歌いました。
 今後、7月から医療機関での現地実習にのぞみ、看護師を目指す者として大きな一歩をふみ出します。

城南保育所4・5歳児 歯みがき指導 食べたあとは しっかりみがこう

 6月3日、園部町の城南保育所で、4・5歳児の歯みがき指導が行われました。
 5歳児の子ども達はホールに集まり、歯科衛生士の橋本美影さんの話を聞きました。橋本さんは、食事をした後そのままでいると、虫歯菌が増えることや、虫歯菌が歯を溶かして穴をあけることなどを説明。「前歯は虫歯になりやすいのでしっかり磨きましょう」と呼びかけ、隅々まで磨けるようにと、歯みがきの仕方を教わりました。
 4歳児の歯みがき指導では、がんこちゃんという人形がチョコレートを食べながらお昼寝をしてしまうシーンに、子どもたちが口々に「虫歯になるよ!」と声をかけ合っていました。
 どうしたら虫歯を防げるのかを考えたり、歯ブラシの持ち方を教わりながら、歯みがきの大切さを学びました。

八木東幼児学園5歳児田植え

 八木東幼児学園で3日、5歳児9人が田植えに挑戦しました。
八木東幼児学園では、毎年園前にある田んぼを借りて、地域の人との交流や食育の一環としてお米を育てています。
  地域の村上真吾さんから植え方を教わった園児らは、苗を片手に早速田んぼに足を踏み入れました。
 はじめは慎重に一歩一歩進んでいた子どもたちも、慣れてくると自由に動き回り、泥まみれになりながら楽しそうに苗を植えていきました。ほかの月齢の子どもたちが応援に駆け付け、3、4歳児は一緒にどろんこ遊びも始めました。
 今後、苗の発育を見守りながら、秋には稲刈りも体験し、園のみんなで食べたいということです。

八木西小学校 田植え体験学習 地域の協力で豊かな体験

 八木西小学校の5年生は、社会科と総合的な学習の時間を活用し、環境教育の一環としてお米の作り方について学びを深めています。
 6月2日には、八木町本郷西にお住いの波部一成さんの水田で田植え体験をしました。
 初めに、地域学習もかねて、天皇陛下が即位する令和大嘗祭で八木のキヌヒカリのお米が使用された事や、田植えの手順などの説明を受けました。
 田植えが初めての児童もおり、靴下のまま入った泥の感触やひんやりとした感覚に歓声が上がりました。
 児童たちは、慣れてくると、大胆になり、泥んこになるのも平気。およそ4アールの田んぼにキヌヒカリの苗が植えられました。
 今後は、秋の収穫を楽しみに、成長をみんなで観察する予定です。

農芸高校×京都府立大学 田植え実習 合同で酒米の試験栽培に取り組む

 農芸高校と京都府立大学 生命環境学部は、教育の推進を目的に今年2月から連携協定を結んでいます。 
 6月1日にはその取り組みの一つとして、農業生産課作物コースの2年生6人と府立大学環境学部2年生18人が、合同で田植えを行い、共同研究をスタートさせました。
 今回植えた品種は、日本酒原料米「京の輝き」で、農芸高校の圃場の条件のもと、大粒で低たんぱく、さらにどれだけ多く収穫できるかを検証します。また生育状況を比較するために、飯用米の「にこまる」という品種も植えました。
 高校生、大学生ともに手植えするのは初めての人が多く慣れない作業の中、みんなで一列に並び息を合わせて植えていきました。