道徳教育研究会 子ども達を見守る地域の輪の充実を

 南丹市教育委員会は、地域ぐるみで子ども達を育てる地域道徳を推進しています。6月16日には、八木中学校を会場に道徳教育の改善や充実を支援する研究会が開かれ、研究会の様子は市内の幼稚園や、各小・中学校にインターネット配信されました。
 始めに八木中学校の生徒会が取り組んでいるあいさつ運動の紹介がありました。生徒会のメンバーは、朝の挨拶をはじめ、八木西小学校や八木東小学校に出向いて、児童に直接、挨拶の大切さを伝える活動を行っています。生徒たちが自発的に企画し、地域の協力を得ながらの活動は、地域道徳の実践の第一歩として紹介されました。
 続いて、京都産業大学教授の芝原弘志さんが、道徳の授業のあり方について、教職員らに助言を行いました。「しっかり子どもの言い分を聞くこと」を踏まえ、子ども達が自分の気持ちに正直な答えを言うことができる環境づくりの大切さを話しました。道徳で子ども達を見守る輪の充実を目指し、教職員や保護者・地域の人々が共に考える場となりました。