日吉町郷土資料館 夏季企画展 命の尊さを語り継ぐ「戦争」展

 日吉町郷土資料館では、現在、「戦争」をテーマにした夏季企画展が開催されています。
 戦争にまつわる収蔵資料を展示し、戦争の悲惨さや命の尊さを語り継ぐ目的で毎年開いているもので、戦時中の写真や手紙、招集令状などの資料、陸軍海軍の軍服など、さまざまな戦争資料合わせて143点が展示されています。
 今回、昭和13年から、国策として実施された「満蒙開拓青少年義勇軍」について、日吉町から実際に満州に渡った方や遺族からの聞き取り調査も行われました。
 満蒙開拓青少年義勇軍は、14歳から19歳までの青少年を、満州、今の中国東北部に開拓民として送るもので、当時、日吉町から15人の若者が渡航しています。
 戦時下の子ども達たちの置かれた状況や、多くの若者を戦地へと送り出した人々の暮らしを、伺い知る事のできる「戦争展」。会期は、9月12日日曜日までです。