美山かやぶき美術館 10年ぶりの2人展「糸とガラスふたつの視点」

 美山かやぶき美術館で展示会「糸とガラスふたつの視点」が開催されています。
 今回は、さまざまな布の表現、テキスタイルアートを手掛ける京丹波町在住の上田恭子さんと、西宮市在住のガラス作家山本佳子さんの作品展です。
 2人は10年前にもかやぶき美術館で展示会を開いていますが、10年を経てそれぞれの制作から見えてきたものを発表。帯職人の経験がある上田さんは、これまで織物を作品に取り入れることはありませんでしたが、今回はじめて本綴れ織りの技法を取り入れました。
 またガラス作家の山本さんは、植物の種や細胞などの生命体をモチーフに、板ガラスを融合させる技法で網目のような立体を制作しています。
 2人の作品が茅葺の空間を彩る展示会「糸とガラスふたつの視点」は10月17日日曜日まで開催されています。