南丹市民生児童委員協議会 全員研修会 誰ひとり取り残さない防災目指して

 10月12日、アスエルそのべで南丹市民生児童委員協議会 全員研修会が開かれました。
 今回は「防災」をテーマに、地域の最も身近な相談者として委員が災害時にどのような役割をはたすべきかを考える機会にしようと講演がありました。
 講師は、同志社大学社会学部 教授の立木茂雄さんです。
 立木さんは、大災害が起きた時に要支援者をどう支援するか、誰ひとり取り残さない社会の実現に向けて活動しています。
 東日本大震災の死亡率のデータなどを参照に、平常時と災害時では要支援者を支援する体制が全く異なっていることを問題点に上げ、行政、福祉の専門職、そして地域が、これまでの枠組みを超える重要性を述べました。
 今回の講演会には、民生委員・児童委員のほか、南丹市長や社会福祉協議会の職員らも参加しており、福祉と防災の連結について重要な課題と受け止める姿がありました。