森の京都「なんたん」カレッジ地域学芸員養成講座 国定公園を利用した地域づくり

 10月21日、森の京都「なんたん」エコミュージアム実行委員会が主催する地域学芸員養成講座が開講しました。
 南丹地域の人々の暮らしや自然、文化、歴史を研究し、文化遺産を保存、育成、展示することで、地域振興や観光振興に活用しようと、文化庁の補助事業の採択を受け、令和元年度から事業を進めています。
 開講式で実行委員会会長の永塚則昭さんが「美しい自然や文化、暮らし等、南丹市の魅力を伝える案内人や語り部として活躍してほしい」と挨拶しました。
 今年度のテーマは「森と共に生きる京都丹波高原国定公園」で、第1回の講座では、京都丹波高原国定公園ビジターセンターを会場に15人が参加しました。
 一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会事務局次長青田真樹さんが、京都丹波高原国定公園の取り組みについて、話しました。     
 青田さんは、生物の多様性、人々の文化や歴史が特徴で、平成28年に国定公園に指定された背景や公園計画、現在の状況を話し、
 地域学芸員に期待する事として、次の世代に繋ぐ持続性と、地域の価値を自分たちで守り活かす主体性を持ってほしいと語りました。
 地域学芸員養成講座は、今後12月まで6回8講座が開かれ、地域の歴史について学びます。