森の京都「なんたん」カレッジ令和3年度公開講座 芦生の森について学ぶ

 11月7日、森の京都「なんたん」カレッジ令和3年度第1回公開講座が、南丹市国際交流会館で行われました。
 南丹地域の人々の暮らしや自然、文化、歴史を研究し、地域振興や観光振興に活用しようと、文化庁の補助事業として、森の京都「なんたん」エコミュージアム実行委員会が主催して開いたものです。  
 今年度のテーマは、「森と共に生きる京都丹波高原国定公園」で、会場には南丹市内外から45人の参加がありました。
 京都大学フィールド科学教育研究センター 芦生研究林林長 准教授 石原正恵さんが「芦生の森からの恵み」と題して講演しました。
 石原さんは、芦生研究林のこれまでの歴史、研究林の大きな課題であるシカの食害や、これからの芦生研究林などついて解説しました。
 また、画家の平田有香さんが、 芦生研究林との出会いの話から始まり、芦生の森の豊かな植生を描く作品の制作過程などを話しました。
 また、京都大学とKDDI、舞鶴工業高等専門学校との連携による、芦生の森のVR体験も開催され、体験者は映像を通じて芦生研究林の魅力を感じることができました。