やさしい日本語研修会 外国人に分かりやすく情報を伝えるために

 11月11日、南丹市役所でやさしい日本語研修会が開かれました。
 やさしい日本語とは、阪神淡路大震災をきっかけに、日本語に不慣れな外国人にも分かりやすく情報を発信することを目的に考え出されたものです。災害時や緊急時だけでなく、日々の情報発信にも活用したいと、南丹市と南丹市国際交流協会が企画しました。
 講師は、「やさしい日本語」有志の会の花岡正義さんです。
外国人にとって、災害情報は、専門用語や抽象的な表現が多く難しいものです。たとえば、「避難する」という言葉は「逃げる」、「貴重品」は「大切なもの」に言い換えることができ、伝える情報を絞り、文章を短く。あいまいな表現を避けることなど、「やさしい日本語」の基礎的な表現を教わりました。
 災害時だけでなく、地域や学校、医療、福祉の現場で、支援の輪を広げることについて考える時間となりました。