美山小学校で教育研究大会 地域との連携による“美山学”で児童を育む

 11月30日、美山小学校で教育研究会が開かれ、京都府内各地から学校関係者や大学教員、学校運営協議会委員などおよそ130人が参加し、公開授業を見学しました。
 美山小学校では、3年間に渡って総合的な学習の時間の研究協力校として美山学をテーマに実践を積み重ねてきました。学年ごとに授業が公開され、3年生は、「美山のお宝~お祭り~」と題して、地域の誇りである祭りを守っていくために自分たちができることを考えました。
 また5年生は「美山の農業」をテーマに、これまで米作りや地域の人に話を聞くなどして学習を進めてきました。タブレットを活用して意見を交わし、10年後の美山の農業について、自分の考えをまとめる時間となりました。
 続いて、美山文化ホールを会場に全体会が行われました。今大会は美山小学校・美山中学校の京都府へき地・小規模校教育研究大会も兼ねています。
 美山小学校の塩見圭亮教諭が、地域の人々との連携・協働による美山学の実践について、3年間の取り組みを発表しました。地域と学校、お互いの思いを活かし、豊かな自然の中でふるさとを愛する気持ちや学びの意欲を高める児童の姿について、参加者は、実践の成果を共有しました。