市長×学生まちづくりミーティング 南丹市の未来予想図を語り合おう

 1月31日、南丹市役所で、市長と学生のまちづくりミーティングが開催されました。
 将来を担う若い世代の学生と話す機会をと、西村市長のかねてからの希望により、今回初めて開催され、市内の園部高校、農芸高校、聖カタリナ高校の生徒、そして明治国際医療大学、京都伝統工芸大学校の学生たちが参加しました。
 園部文化観光協会会長の小林康夫さんが進行し、南丹市のよいところ、悪いところ、どんな市になってほしいかなど意見を交わしました。
 学生たちからは、「自然豊かなところは魅力だが、交通の便が悪く、買い物にも困っている」、「SNSをもっと活用し、若い世代に南丹市の情報を発信した方がよい」、「将来住みたいまちの選択肢に入るよう、南丹市に通っている学生たちにこそ、子育てを応援する町であることをアピールすればよい」など、さまざまなアイデアが出ました。
 西村市長は「まちづくりは行政が一方的にやることではなく市民と一緒に取り組むもの。若い皆さんのアイデアを一緒に形にしていきたい」と話し、思いを交流する貴重な機会となりした。

下野純一写真展「美山感じるままに」 美山の魅力 撮影時の感動を届けたい

 1月29日から、美山町和泉の美山エビスウッズガーデンカフェを会場に、下野純一写真展が開催されています。
 美山町大野在住の下野さんは、地元の自然を中心に、魅力あふれる写真を撮影しています。
 3回目となる写真展のテーマは「美山感じるままに」。儚くかわいらしい草花の写真は、農事組合の当番で水路の見回りの時に撮影されたものだそうです。また週末に撮影で訪れた先での風景、雲海や滝、満開の蕎麦畑など、昨年1年間に撮影した中から11点が展示されています。
 また今回は、中学時代からの同級生、菅生 薫さんの作品も合わせて展示されています。
 展示会の会期は、2月28日までです。

八木西小学校4年 図工 初めて彫刻刀を握り 木版画に挑戦!

 1月28日、八木西小学校の4年生が、図工の時間に、木版画に取り組みました。
 今年の干支「寅」をテーマにした作品作りで、下絵を描き、カーボン紙を使って、板にうつしていきます。
 この日は、初めて使う、彫刻刀の持ち方や、三角刀と小丸刀など刃の形によって、線の太さが変化することを学びました。
 ドキドキしながら彫刻刀の握り方や、手の添え方に気をつけて彫り進めていきます。
 大きな寅の顔や、竹藪の中にいる寅、親子でいる姿など、それぞれの個性あふれる作品作りに熱中していました。
 児童たちは「最初は力の入れ方が分からず固かったけれど、慣れてくると彫刻刀がスイスイ進み、削る感触が気持ち良い。」や「いっぱい彫って、かっこよい寅を完成させたい。」などと話し、新たな挑戦を楽しんでいました。
 今後も制作をすすめ、完成した作品は、校内で展示する予定です。

南丹市人権教育・啓発推進協議会 200年の伝統を現代へ通用するワザに

 1月27日、園部文化会館アスエルそのべで、南丹市人権教育・啓発推進協議会主催の企業・団体セミナーが行われました。
 創業200年の歴史を持つ、老舗和菓子店、亀屋良長株式会社取締役で女将の吉村由依子さんから、「200年の伝統を現代へ通用するワザに」と題して話がありました。
 吉村さんは、フランスの料理専門学校で学び、老舗和菓子店の8代目当主と結婚。
 食パンに載せ、トーストして食べる「スライスようかん」などの人気商品を開発し、伝統の菓子作りの技を生かし、現代生活に見合う新商品をヒットさせ、業績を回復させました。
 吉村さんは、「伝統とは、昔の人の知恵の結晶。常に新しいことにチャレンジしてきた蓄積が今にある。伝統は守るものではなく、柔軟に変化していくもの」と、時代に応じた商品や新ブランドを手掛けた経験から、互いを認め合うことの大切さや、働きがいのある職場づくりについて語りました。

NPO法人グローアップ 内閣府特命担当大臣表彰受賞 地域に根ざした活動が評価

 子育て支援を切り口にまちづくりを行うNPO法人グローアップが、令和3年度「子供と家族・若者応援団表彰 内閣府特命担当大臣表彰を受賞し、1月26日、コミュニティ・スペース「気になる木JUJU」でお披露目会が行われました。
 代表理事の秋田裕子さんから「子育てを楽しみながら取り組んできたスタッフ、地域の方、子どもたちみんながいただいた賞です」と感謝の言葉があり、これまでの活動が紹介されました。
 今回の受賞は、古民家を改修したコミュニティ・スペース「気になる木JUJU」を拠点に、子育てをしながら社会と地域をつなげる場づくり、子育てサロンや子ども食堂など世代を超えてつながる場づくり、行政と連携し妊婦訪問や産後ケアに取り組むなど、幅広く活動してきたことが評価されました。
 受賞お披露目のあとは、南丹市在住のアーティスト、MAKOTOさんや大城敦博さん、中野潔子さん、そしてギタリストの北脇久士さんが心安らぐ音楽のひとときを提供しました。

八木西小学校給食週間 食材や関わる人に感謝して 残さず食べよう

 八木西小学校では、給食週間の取り組みとして、給食の食材についてや食品ロスについて学んだり、お世話になっている人たちへのプレゼント作製など、さまざまな取り組みを行っています。
 1月25日には1年生から3年生が、栄養講師の西村亜希子さんを招き、「レッツSDGs~給食で地球もみんなも健康に!~」をテーマに学習。西村さんは「世界には、当たり前に食べている食事や飲み水がない国もある。食事に感謝し残さず食べてほしい」と話しました。
 毎日給食で飲んでいる牛乳には、農芸高校で絞られたものも含まれています。農芸高校生が制作したビデオを見て、牛を大切に育て、清潔に管理された中で牛乳が搾られることを知りました。児童らは「たくさんの関わった人たちに感謝して味わいたい」と感想を述べ、地産地消について学びました。

生身天満宮 初天神 心身を清め 健康と学業成就を願う

 1月25日、園部町美園町の生身天満宮で初天神が開催されました。
 生身天満宮では、毎月25日に月次祭として、参拝者がともに大祓詞を詠み上げ、心身を清め健康に過ごせるよう祈ります。  
 また、学問の神様である祭神の菅原道真公にあやかり、学業成就・合格祈願も行われました。境内に植わった学問の木と呼ばれる櫂の木をお祓いしたあと、使った筆記用具に感謝の気持ちを込める、鉛筆供養が行われました。孫の合格祈願のために毎月綾部市から通う女性も、顔見知りとなった地元の参詣者と和やかに新年の挨拶を交わしていました。

南丹市地域おこし協力隊活動報告会 魅力あるまちづくりに取り組んだ3年間

 1月22日、南丹市日吉生涯学習センター遊youひよしで地域おこし協力隊の活動報告会が行われました。
 地域おこし協力隊は、現在5人の隊員がそれぞれの個性を活かして、まちづくり活動や定住促進活動に取り組くんでいます。
会では、現役隊員の現在の取り組みの発表と、昨年8月に任期を満了した4期生の山内 光雅さんと根井 真由美さんが、3年間にわたる活動を通じて感じたことや成果を伝えました。
 根井さんは、田舎暮らしに関心をもっている方へ向けてSNS等で情報発信した事や心理学イベントの開催に携わった事を報告しました。「南丹市の最大の良さは、人の温かさ」と活動を通して感じた地域の魅力を話しました。 山内さんは、南丹空き家再生プロジェクトを立ち上げ、空き家を次世代へと引き継ぐ取り組みについて紹介し、「任期満了後も継続して活動に取り組んで行きたい」と話しました。
 今回の報告会の様子は、後日、YouTube動画が配信される予定です。

令和3年度南丹市表彰式 長年の尽力に感謝

 1月20日、国際交流会館で、令和3年度南丹市表彰式が行われました。
 式辞で西村市長は「農業や福祉、社会奉仕などの分野で、南丹市の進展に大きなお力をいただいた」と感謝の言葉を述べました。
 今年度は、自治功労者に、地域農業の確立、農業委員会の円滑な運営に貢献した人見保夫さん、功績者には保護司として長年にわたり、更生保護活動に貢献した西尾孝道さんら4人と、長年にわたり社会福祉の向上に貢献した國府永益子さんら6人が受賞。また、熱中症対策のため、市内7つの小学校へ折りたたみテントを寄贈するなど継続して地域貢献をされている、園部ライオンズクラブに感謝状が贈られました。

撮朗会新春写真展 写真を楽しみ 希望ある1年に

 現在、園部文化会館アスエルそのべで、写真サークル撮朗会の新春写真展が行われています。
 撮朗会は、多くの方から作品について声をかけてもらうことを励みに、写真愛好家8人で活動しています。希望あふれる一年にしたいとの思いも込めて、それぞれが撮影した、新春にふさわしい作品が並びました。
 南丹市内の美山かやぶきの里や、国際交流会館の雪化粧、湖面に映る富士山など、寒さに負けず撮影した写真の数々に、訪れた人たちは見入っていました。
 美しい冬ならではの風景を楽しめる写真展、期間は1月30日までです。

南丹市生涯学習講座「ペン習字講座」

 1月19日、園部文化会館アスエルそのべで、南丹市生涯学習講座のペン習字講座が行われました。
コロナ禍で人との接触を控える今だからこそ、手書きの文字で思いを伝えようとしている人が増えています。この講座は、ハガキの宛名書きや冠婚葬祭の時などに、サインペンできれいに書けるようになるためにと開かれ、16人が受講しました。
  園部町在住で、書道サークルで指導されている大坪洋子さんから、「文字を書くときには、漢字は四角、ひらがなは丸の中に入れる感覚で字の形を意識して書くこと」などのポイントを丁寧に教わりました。
 参加者は、「寒中見舞いを出す時に活用したい」「教わったことを家に帰って練習したい」などと感想を話し、文字を書くことを通して、自分自身とじっくり向き合う時間を過ごしました。

第19回南丹市都市計画審議会

 1月18日、南丹市役所で、南丹市都市計画審議会が開かれ、 今回は、船井郡衛生管理組合の火葬場建設にかかる都市計画について審議されました。
 西村市長は「建物の老朽化による火葬場の建設は長年の課題。地元に一定の理解を得られたこと、財源に京都府の過疎債を充てる目途が見えたことから、本格的に都市計画を進めたい」と挨拶がありました。
 火葬場の建設は、船井郡衛生管理組合が事業主体として進めるもので、園部町上木崎町地内に面積1万600平方メートルで予定されています。
委員からは、「山を切り開いたことによって出る雨水が、周辺の浸水被害となってはならない。排水計画を知りたい」と質問があり、事務局から「貯水池を設ける計画で、関係機関と調整を図りながら防災面での最大の配慮をする」と説明がありました。
 審議の結果、火葬場の都市計画案が承認、西村市長に答申され、 今後、京都府知事との協議が行われたあと、都市計画の決定へと進みます。

南丹市女性会陽だまりコンサート&きさらぎフェアー 美しい歌であたたかな気持ちに

 1月16日、アスエルそのべで、南丹市女性会主催の陽だまりコンサート&きさらぎフェアーが開かれました。
 南丹市女性会は、南丹市在住・在勤の女性が、小物作り講座や健康教室などを通じて、新しい仲間との出会いや学び、ふれあいを深める活動をしています。ロビーでは、会員らの手芸やフラワーアレンジメント、絵画などの作品展示や、園部まごころステーション陽だまりのクッキー販売などが行われました。
 コロナ禍で2年越しの開催となったコンサートには、およそ130人が詰めかけました。南丹市園部町出身で、シャンソン歌手として活躍する河合多恵子さんとピアニストの村尾亜計実さんを招き、「武満 徹SONGSと美しい日本のうた」と題して、後世に残したい童謡・唱歌や音楽家、武満 徹氏の作品など、心に染み入る歌の数々を披露しました。
 参加者は、美しいメロディーと歌詞の世界をかみしめながら、うっとりと聞き入りました。

るり渓温泉とんどまつり 1年の無病息災 安泰を願って

 1月16日、園部町大河内のるり渓温泉駐車場で、とんどまつりが行われました。
 園部町振興公社と、園部町農業公社、京都るり渓温泉が主催し、今年で11回目を数えます。
 とんどは、お正月の間に飾られていた門松やしめ縄などを持ち寄って焚き上げて、1年間の災いを払う伝統行事です。
 厳かに神事が行われた後、一斉に点火されると、やぐらは勢いよく燃え、火の粉が空高く舞い上がり、観光客や関係者らが見守りました。
 とんどの火にあたると一年間、風邪を引かず、病気をせずに過ごせると言われています。
 参加者は、ぜんざいの振る舞いを味わい、美味しいおもてなしに、心も体も温まりました。
 竹がバチバチと燃える大きな音を聞きながら、歳神様を送り、一年の無病息災と感染症の収束を願いました。

殿田小学校書き初め大会 気持ち新たに書に集中

 1月12日、殿田小学校で新春恒例の書き初め大会が行われました。
 国語の時間を使って行われており、1年生と2年生は硬筆、3年生から6年生は毛筆で、学年ごとに決められた課題の文字をしたためました。
 1年生の課題は「ふじ山」。先生と一緒に書き順を確認し、止め、はね、払いに気をつけ、力強く丁寧に書きました。
 毛筆で初めて書き初めを行った3年生は、筆の先に気持ちを集中させ、「友だち」と書きました。
 児童たちは新年の新鮮な気持ちを胸に半紙に向き合い、丁寧に書き上げました。

南丹市成人式 明るい未来を信じ 夢を実現するために

 1月9日、園部文化会館アスエルそのべで、新成人の門出を祝う、令和4年南丹市成人式が開催されました。
 今年の新成人は平成13年4月2日から平成14年4月1日生まれで、南丹市では359人が、大人の仲間入りを果たしました。式典は、昨年と同じく新型コロナウィルス感染拡大防止の為、地域ごとに分かれて2部構成で実施されました。
 第1部は八木・日吉・美山地域の新成人が参加し、成人式実行委員の田中夏季さんが、「明るい未来を信じ、人々の光になれるように」と誓いの言葉を述べました。
 また第2部は園部地域で、廣庭亜紗妃さん、實村花さんが、お世話になった方々への感謝と、夢に向かって努力する決意を述べました。
新成人たちは、コロナ禍の苦難の時代を生き抜く誓いを新たに、晴れやかなひと時を過ごしました。

南丹市消防団出初式 市民の安心安全を誓う

 1月9日、南丹市国際交流会館で、令和4年南丹市消防団出初式が行われました。
 コロナ禍の為、人数を絞って、団員90人の参加で開催されました。
 西村良平市長は式辞の中で「南海トラフ地震をはじめとする震災や原子力災害対策など消防団に対する期待はますます高まっている。そうした中、消防団活動をバックアップできる体制づくりや地域消防力の向上に取り組む。」と挨拶がありました。
 また、野中大樹消防団長からは、「今年は、火災ゼロを目指し、また、コロナ対策を取りながら、それぞれの立場、様々な訓練を経て、万が一の場合、迅速に対応できる消防団となるよう願いたい。」と訓辞がありました。
 その他、消防定例表彰の伝達授与式が行われ、京都府消防協会長表彰や勤続表彰など功績のあった196人の団員に表彰がありました。 
 式典後は、一年の防火防災を願って、西村市長と野中団長らが見守る中、ポンプ車、積載車など26台による車両パレードが行われ、団員同士の連携・団結を強めました。

新春席書会 新年の思いを字に託して

 1月8日、園部文化会館アスエルそのべで、園部町文化協会が主催する新春席書会が行われました。
 毎年恒例となった席書会には、子どもから大人まで30人余りが参加。「上手く書こうと気を張らず、気持ちを込めて書きましょう」とアドバイスを受け、白い半紙と向き合いました。
 今年の干支「とら」や「春の七草」など、新しい年を迎えた思いが力強い文字に託され、参加者の清々しい笑顔が見られました。
 作品は、1月18日から28日まで、アスエルそのべロビーに展示され、2月に生身天満宮で行われる節分祭でお焚き上げされます。