殿田の歴史を考える会 小牧山観音堂の散策と篠笛にふれるつどい

 3月6日、日吉町殿田で「小牧山観音堂と日吉神社を巡り篠笛にふれるつどい」が開かれました。
 地域に残る貴重な歴史や文化財を知ってほしいと殿田の歴史を考える会が企画した催しで、事務局の吉田 正彦さんが案内役となり、参加した地元住民らとともに境内を巡りました。
 小牧山観音堂は、西国33カ所の本尊を模した観音像が一堂に安置されている立派なお堂で、病や雷除けの御利益があるとして信仰を集めています。
 また、モリアオガエルがたくさんいるという池のほとりを通り、毘沙門天や妙見菩薩などが祀られた祠を見て回りました。参加者は興味深く仏像を見ながら「殿田にいるのに初めて見た」と感想を話していました。
 続いて、日吉神社の拝殿で篠笛サークルささゆりが演奏を披露しました。ささゆりは、日吉町のメンバーが中心に活動するグループです。春が来たやふるさとなど、なじみの童謡を演奏し、美しい調べが境内に響き渡りました。
 みぞれが混じる寒い日でしたが、地元の歴史と、心にしみる演奏を楽しむひと時となりました。