国指定重要無形民俗文化財 田原の御田 豊作を祈り奉納

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5月3日、地域住民や見物に訪れた人たちが見守る中、田原の御田が奉納されました。

御田は、立人と呼ばれる作太郎と作次郎の二人が田ごしらえ、田植えや稲刈りといった1年の稲作の過程を狂言風に演じるものでこの地域に古くから伝わる豊作祈願の伝統行事です。

決め台詞以外は作太郎と作次郎の即興による軽妙な掛け合いで終始、笑いを誘います。また地域の子どもたちが早乙女や田を耕す牛に扮し、集まったカメラマンがしきりにシャッターを切りました。

今年一年が災害もなく豊作であるよう願いを込め、およそ1時間に渡る御田が無事奉納されました。