園部中学校 人権・平和学習 戦争の悲惨さ 平和の大切さ

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 10月17日、園部中学校で人権・平和学習が行われました。
 戦後70年以上が経過し、戦争を体験した人たちから話を聞く機会が失われつつあります。戦争という人権侵害について、園部中学校の2年生126人が、戦争体験者の話に耳を傾けました。
 講師には、戦争の悲惨さを語り継ぐ、語り部として精力的に活動している、亀岡市在住の黒田雅夫さんが「満州から孤児として引き揚げて」と題して、講演しました。  
 黒田さんは、7歳の時に家族とともに満蒙開拓団の一員として、満州へ移住しましたが、移住後、間もなく終戦を迎えました。満州に取り残された黒田さんやその家族にとって、壮絶な逃避行が始まりました。
 難民収容所での話や、そこで訪れた家族との悲しい別れ、路上生活の話など戦争の悲惨さを語りました。
 最後に黒田さんは、命があったから今の幸せがある。家族や友達、人と人とのつながりを大切にしてほしいと話しました。