多治神社 本殿屋根の修復 50年ぶり檜皮葺き屋根を新調

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多治神社の本殿は、京都府登録文化財に指定されており、屋根は檜の皮を使った檜皮葺という日本古来の技法が用いられています。

近年、苔や草木が生えたり、動物が屋根に穴を開けるなど傷みが進み、今回およそ50年ぶりの葺き替えとなりました。

檜皮葺は屋根の形に沿って、重厚で柔らかな曲線を作ることができ日本建築の美しさを引き立てるものです。

8人の職人たちが横一線に並び水にぬらした檜の皮を一枚一枚竹釘を使って打ち止めます。

地域の期待に応えるため、職人たちは熟練した技術で丁寧に葺き上げていました。

修復作業は、今月末までに葺き替えを終えたあと、銅板や木の部分に修復を施し、6月に完成を予定しています。