主基斎田抜穂の儀 大嘗祭にむけて 新穀の収穫儀式

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 11月に行われる天皇陛下の皇位継承に伴う重要な祭祀、大嘗祭で使う米を収穫する主基斎田(すきさいでん)に、南丹市八木町氷所が選定されました。
 9月26日には、大堰川河川敷で、主基斎田抜穂前一日大祓(すきさいでんぬきほ ぜんいちにちおおはらい)が行われました。この行事は、新米を収穫する儀式、斎田抜穂の儀(さいでんぬきほのぎ)に備えて、近くの清らかな水辺で身を清めるというものです。
 また27日の斎田抜穂の儀では、
 斎田を耕作する大田主(おおたぬし)、中川久夫さんや奉耕者として、八木町氷所生産組合の関係者らが出席し、西村良平南丹市長など行政関係者や地域住民が見守りました。
 斎田近くに準備された斎場で、天皇陛下の遣いである抜穂使(ぬきほし)が祝詞を奏上。そのあと、大田主の中川さんはじめ奉耕者が、古例に従い鎌で稲を丁寧に刈り取りました。刈り取られたお米は、大嘗祭の神饌として供えられ、天皇陛下も召し上がるということです。