竹コミュニティ事業 放置竹林問題をWin-Winで解決へ

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 12月3日、園部町熊原の竹林で、「竹コミュニティ事業」として竹林整備が行われました。
 この事業は、京都市の老舗竹工芸品メーカー竹定商店と京都商工会議所、京都府南丹広域振興局、南丹市、園部町森林組合の5者で進めている事業で、南丹地域の対象竹林を園部町森林組合が管理し、竹材を竹定商店が買い取って、地元産材を使用した付加価値ある商品として販売しようとするものです。この日は、事業のスタートとして、園部町森林組合が密集する竹を取り除く作業を行いました。
 今後も適切な生育のための管理を行い、早ければ来年秋には竹材の出荷が始まる見通しです。
 和の趣を感じる竹によるインテリアや工芸品は訪日外国人に人気があり、竹定商店によると竹材の需要に供給が追い付いていない状況で、放置竹林問題を解消する一歩となるか、関係者は期待を寄せています。