美山エコツーリズム大会 “まちを想う気持ち”を育てよう

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 2月15日、美山町の京都丹波高原国定公園ビジターセンターで、美山エコツーリズム大会が開かれました。
 地域の歴史や文化、自然を活かした観光を意味するエコツーリズムの推進を目指し毎年開かれているもので、これからの観光のヒントを得ようと、市内外からおよそ30人が参加しました。
 講演では、兵庫県豊岡市出石町で、長年行政職員として観光に携わり、現在はガイドとして活躍する加藤勉さんが招かれました。
 出石町は、城と時計台、そして皿そばが有名な観光地として知られています。鉄道が通らず不便な立地で、誰も観光客が来なかった時代を経て、古い町並みを残す工夫や小皿にそばを乗せて食べる皿そば文化の確立など、観光客の満足度を一番に考え取り組んできたまちづくりの一端を紹介しました。
 加藤さんは、「その町の魅力は、出会った住民の言葉や表情からも出てくるもの。住民が町を想う気持ちを育ててほしい。」と話し、参加者は熱心に聞き入りました。