農芸高校3年 化学実験 七宝焼きで化合物の変化を観察

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 9月9日、農芸高校3年生の化学の選択授業で、七宝焼きの実験が行われました。
 これは京都府主催の「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」として開かれたもので、講師に、京都工芸繊維大学 材料化学系 准教授 竹内 信行さんを招いて行われました。
 3年生の化学では、陶磁器など高熱処理して作られたセラミックについて学んでいます。今回の実験では身近なセラミックである七宝焼きのペンダントを作り、化合物の違いによる色の変化を観察しました。
 生徒たちは、ガラス質の粉末に酸化銅や酢酸コバルトなどを混ぜ、800度で焼いていきます。化合物が酸化して、色がピンクから青、黒から緑など鮮やかに変化するさまに、驚きの声を上げました。
 実験を通して、生徒たちは、化学式だけで変化を知るのではなく、目で見る、匂いを嗅ぐなど五感を使う実験の大切さを感じていました。