美山かやぶき美術館 ニット・鉄 2人展 南丹市の鉄工芸作家 初出展

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 美山かやぶき美術館では、ニットと鉄という、異なる素材の2人展を開催しています。
 作品を展示しているのは、ニットデザイナーの鳥居 節子さんと、鉄工芸作家のチプラスタジオ 佐々谷 千夏さんです。
 鳥居さんは京都市を拠点に全国で活動する作家で、軽くふんわりと編まれたニットが特徴です。館内では、軽さを表現するよう宙に浮かせる展示が多用されており、1階を華やかに彩ります。
 佐々谷さんは、南丹市在住で、輪を基調とした作品と、針金を指編みして作られた作品が展示されています。編み込まれた細い針金の柔らかな印象や、敢えて錆止めをせず時間の経過による鉄の変化を感じられる作風が特徴です。
 10月28日には、カシミヤマフラーを作るワークショップも開かれました。
 鳥居さんの指導で、色とりどりのカシミヤの糸を、家庭用編み機でマフラーに仕上げていきます。
 編み機を初めて見る人や懐かしむ人など反応は様々ですが、参加者は熱心に編み機を動かし、オリジナルの模様のマフラーを編んでいきました。
 この展示会は、11月23日まで開かれています。