牧山の松明 伝統行事の存続をめざして

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8月24日、日吉町中世木で100年以上続く伝統の松明行事、牧山の松明が行われました。

夕闇が迫る午後7時、扇型に組まれた大松明に火がともされ、あたり一帯を照らし出しました。

牧山の地域に住むのはわずか6人の高齢者ですが、京都府無形民俗文化財にも登録されている伝統ある松明行事を絶やさないためにと、地元出身者の他、現在では、中世木区全体からも住民らの協力があり、存続されています。

大松明に続いて、地面に置かれた添松明、竹に刺された小松明にも次々に火が移され、今年も勢いよく燃え上がりました。

夜空を焦がす松明の炎を見つめながら、久しぶりに帰省した人々らがゆっくりと過ごし、普段静かな山里が賑わいを見せました。