戦争の体験を聞く会 平和への願い 次世代へ受け継ぐ

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 2月7日、戦争の体験を聞く会が、園部町小桜町の丹波新生教会園部会堂で開かれました。

 以前園部会堂に勤めていた牧師の井上義雄さんが、高校生の孫に直接話を聞かせたいとの思いをきっかけに、小桜町在住の二人に語り部を依頼し、市民ら21人が参加しました。

 今井冨佐三さんは、昭和19年、ビルマで機関銃中隊として従軍した経験を語りました。弾薬・食料の補給がなく、餓死など多大な犠牲者が出たインパール作戦を生き延びた体験から、二度と戦争を繰り返してはならないと述べました。

 また今西儀夫さんは、終戦当時小学3年生、北朝鮮から命からがら日本へ引き揚げた体験を語りました。

 戦争は被害者も加害者もなく、弱い立場のものほど無残に命を失ってしまうもの。平和への願いをもっと若い世代に伝えたいと感想がありました。