天然記念物樹木観察バスツアー 南丹市初の指定文化財 巨木を巡る

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 15日、南丹市教育委員会が主催する「天然記念物樹木観察バスツアー」が行われ、南丹市や亀岡市の住民ら13人が参加しました。

 今回のツアーは、今年4月に3本の樹木が南丹市指定文化財(天然記念物)に追加されたことを受け、緑の癒しを感じながら文化財に親しんでもらおうと企画されたものです。

 訪れたのは、園部町美園町の「南陽寺のカヤ」、「天引八幡神社のムクノキ」「摩気神社 口(くち)の天狗杉」の3ケ所と、京都府指定文化財である千妻「朝倉神社のスギ」も見学しました。

 園部町竹井の摩気神社では、社殿奥の胎金寺山(たいこんじやま)中腹に登り、「口の天狗杉」を見学しました。

 口の天狗杉は高さ40メートル、幹回り6.7メートルの大木で、樹齢は300年から350年と推定されています。

 手入れをされた杉とは異なり複雑に枝を伸ばす姿が印象的で、天狗が住むと言い伝えられています。

 参加者は永い時を刻む立ち姿に見入り、巨木が持つ生命力を感じていました。