美山町下区 鯖なれ寿司漬け込み作業 伝統食を後世に伝える

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 9月28日、美山町下区の公民館で、鯖なれ寿司の漬け込み作業が行われました。
 鯖のなれ寿司は、西の鯖街道で小浜から運ばれた鯖にご飯を詰め、1週間程度塩漬けにして発酵させたもので、美山町では、家庭の風習として、今でもいくつかの集落で残っています。
 ご飯を詰めた鯖に笹を巻き、それを隙間なく樽に敷き詰め、塩水で漬け込みます。今回は、150本の漬け込み作業を行いました。
 下区では、鯖のなれ寿司を伝統食として後世に継承していくとともに、村おこしの一環として、商品化し販売を行っており、今回漬けこまれたものは地域の店舗限定で予約販売されます。