美山町樫原 からす田楽 600年の伝統を守り継ぐ

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 10月9日、美山町樫原の川上神社で、京都府無形民俗文化財第1号に指定されている「からす田楽」が奉納されました。
 長い年月、保存会によって一度も絶やすことなく続けられてきた伝統の行事で、見どころは、烏帽子をかぶったカラス役が、両腕をひろげ舞う姿です。拝殿から山の神の祠、そのあと川上神社に場所を移し、それぞれ田楽を舞いました。
 山の神の祠の前では、御洗米が配られ、藁つとを燃やして山仕事の無事を祈願するのろしがあげられます。氏子や観光客が見守る中、600年続く伝統の神事が今年も無事奉納されました。