美山かやぶき美術館 かやぶき・町家をキルトで表現

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 美山かやぶき美術館では、10月31日から「林サヨコ 創作キルトの世界」が開かれています。
 林サヨコさんは、京都市を拠点に活動する手芸家で、大小さまざまなキルトの作品を発表しています。町家やかやぶき民家のある風景をテーマに、1枚1枚、表情の異なる着物生地を縫い合わせて作られる作品は、見た人にストーリーを感じてもらえることを意識しており、人物が描かれていなくても、どこか生活の気配が感じられるのが特徴です。
 今回の展示会のために制作した「美山かやぶき物語 春夏秋冬」は、高さ2.2メートルにも及ぶ大型の作品で、1年をかけて制作されました。美山かやぶきの里をイメージし、かやぶき民家に季節の風景を重ねて描いています。この展示会は、12月3日まで開かれています。