南丹市原子力防災研修会 安定ヨウ素剤の知識を深める

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 4月15日、美山文化ホールで、南丹市主催の原子力防災研修会が開かれ、およそ80人が参加しました。美山町は、福井県の大飯、高浜両原子力発電所から半径30キロ圏内に、ほぼ全域が位置しています。研修では、放射線や放射性ヨウ素による内部被ばくを低減させる「安定ヨウ素剤」について、 独立行政法人国立病院機構の2人の講師から話を聞きました。
 京都医療センターの田中博之さんは、原発事故の際は屋内に避難し、行政の指示があるまで外出しないことや、飲食物の摂取制限の重要性についてなど放射線の基礎知識について、また、南和歌山医療センターの薬剤師、服部雄司さんは、安定ヨウ素剤は、自己判断ではなく行政や専門家の指示に従って服用することを求めました。
 内閣府や府、市からは、安定ヨウ素剤の備蓄・保管場所を再検討についてや、緊急時に住民に確実に配布できるよう体制を整備するといった説明がありました。