美山かやぶきの里 一斉放水 文化財を火災から守るために

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 5月20日、美山かやぶきの里で、火災からかやぶき屋根を守る防火用放水銃の一斉点検が行われました。
 重要伝統的建造物群保存地区に選定されている美山かやぶきの里では、年2回、集落に設置された放水銃の点検が行われます。
 午後1時30分、サイレンの合図とともに、56基の放水銃が可動。かやぶきの里保存会や教育委員会などが見守る中、およそ8分間の放水が行われました。
 放水銃が描く美しい水のアーチをカメラにおさめようと、関西圏からはもちろん、海外などからおよそ5000人の観光客が訪れました。
 点検では、経年劣化によるバルブ損傷や放水銃の稼働範囲、水圧などの課題が見つかったということです。