美山町下区加工食品部 西の鯖街道で育まれた伝統の味 へしこ

へしこ作り00000000

 4月20日、知井振興会の加工所で、美山町下区の加工食品部が、鯖のへしこのたる出しを行いました。

 美山町下区は、若狭湾と京の中心部を結ぶ西の鯖街道に位置し、鯖を使った特産品として、およそ3年前から、へしこの販売に取り組んでいます。昨年10月に高浜湾から仕入れた鯖の塩漬けを、ぬかと塩、しょうゆ、酒、トウガラシなど、下区秘伝の調味で半年間  漬け込みました。

 暑い夏を乗り切る保存食として受け継がれてきた味を、お年寄りや子どもたちにも食べやすいようにと、塩気を抑えた味付けにしました。この日はおよそ100パックを袋詰めし、調理室には芳醇な香りが立ち込めました。

 へしこは、道の駅ふらっと美山や知井ショップ21などで販売されるということです。