京都府共同募金会より感謝状 老人クラブ連合会 組織挙げての活動評価

S00001114

 9月29日、南丹市役所市長室で、京都府共同募金会会長表彰 感謝状の贈呈式が行われました。
 今回感謝状を受けたのは、南丹市老人クラブ連合会と日吉ふるさと株式会社、日吉町の株式会社あしだの3団体です。この日は代表して南丹市老人クラブ連合会が市長室を訪れ、会長の中澤義久さんが、南丹市共同募金委員会会長である西村市長より感謝状を受け取りました。
 老人クラブ連合会は、昨年度の共同募金運動期間に、自主的活動として募金を募り、多額の寄付で社会福祉の増進に貢献しました。
 西村市長は「少子高齢化などで赤い羽根共同募金の募金額が伸び悩む中、組織を挙げて寄付をいただいた。今後も地域活動の要となる団体として期待しています」と感謝の言葉を述べました。
 老人クラブ連合会では、今年も会員に呼びかけ、募金活動を行う予定です。

園部第二小学校 5年生 昔ながらの稲刈りを体験

S00001111

 9月29日、園部町小山東町の田んぼで、園部第二小学校の5年生が稲刈りを体験しました。
 5年生は、総合的な学習の時間の一環で、「食と環境」をテーマに、地域の農業を学んでいます。
 校区に住む髙屋利治さんが指導し、手作業で稲を刈り取りました。慣れない手つきながらも次々と稲を刈り取っていき、あっという間に、米およそ120キログラム分を収穫しました。
 刈り取った稲を乾燥させたあと、足踏み脱穀機を使って、昔ながらの脱穀作業も体験する計画です。

八木町氷所 大嘗祭記念碑除幕式 地域の栄誉を後世に語り継ぐため

S00001110

 9月27日、八木町氷所で、大嘗祭記念碑の除幕式が行われました。 
 昨年、天皇陛下の皇位継承に伴う重要な祭祀「大嘗祭」に、八木町氷所の米が献上されました。献上米の収穫が行われた斎田抜穂の儀から、1年がたち、一連の行事が無事に終了したことを記念して、JAグループ京都が主催して行われたものです。
 記念碑の除幕では、JAグループ京都の中川 泰宏会長や西村良平市長ら関係者をはじめ、地元氷所の子どもたちも参列しました。五穀豊穣の神「大黒天像」が現れると周囲から歓声が上がりました。
 昨年、氷所区では、献上米の丹波キヌヒカリを、地域をあげて育て上げました。八木町氷所生産組合が中心となり、斎田を耕作する大田主を中川久夫さんが務めました。挨拶では、大役を務めた氷所地域へのねぎらいと感謝の言葉がありました。
 また今回、大嘗祭の神事で詠まれた和歌も披露されました。和歌は稲舂歌と呼ばれるもので、制作した歌人の永田和宏さんは、「氷所の稲作について詠んだ歌が、歌碑となって後世に残ることを嬉しく思う。」と挨拶しました。
 そのあと、伊勢太神楽による神楽舞が奉納され、参加者とともに祝い合いました。
 最後に、今福 均区長は、「区民をあげて取り組んだことを誉れとし、これから心豊かな里づくりに努めていきたい。」と感謝の気持ちを述べ、氷所区の大嘗祭の取り組みを締めくくりました。

日吉町中世木 新米まつり 新米コシヒカリ・キヌヒカリに舌鼓

S00001105

 9月26日、日吉町中世木の公民館で「第2回新米まつり」が行われました。
 このイベントは、中世木川の清流で育まれた新米を多くの人に味わってもらい、地域の米をブランド米にしたいという住民の願いから開催されています。
 今年は、新型コロナウイルス感染症対策として、参加者を地域住民とその親族に限定し、およそ30人が参加しました。
 試食会では、今年穫れた「コシヒカリ」、「キヌヒカリ」の2種類の食べ比べを行い、品種による味の違いや新米特有の柔らかく粘りのある食感などを味わいました。
 また中世木ビジョン委員会女性グループによる惣菜の振る舞いもあり、参加者を喜ばせました。
 試食した人からは、「コシヒカリは、甘みがある」「キヌヒカリは、さっぱりしていておいしい」などの感想が聞かれ、新米の収穫を喜び合いました。

全京都障害者総合スポーツ大会 アーチェリー 心地よい緊張感 心から楽しむ

S00001106

 9月26日、日吉総合運動広場で、全京都障害者総合スポーツ大会 アーチェリー大会の部が開かれました。
 昭和56年に国際障害者年を記念して開催されたこの大会は、今年で40回を数え、障がいのある人たちの自立と社会参加、総合的なスポーツ大会として毎年行われています。今年は、新型コロナウイルス感染症対策として、参加人数を減らし、上級者の部のみ開催されました。
ピンと張り詰めた空気が会場を包む中、出場した7人が、30メートルから50メートル離れた的を狙って得点を競いました。
 参加した選手からは「矢を放つ瞬間の緊張感や的に当たる音が気持ちよい。もっと多くの人がアーチェリーに親しんでもらえれば」と話し、競技を楽しんでいました。

南丹市優良建設工事表彰式 公共施設の改修工事2件 品質・施工管理を評価

S00001103

 9月25日、南丹市役所で、「令和2年度南丹市優良建設工事表彰式」が行われました。
 この表彰式は、前年度に行われた市の発注する工事の中で、品質管理・施工管理に優れ、他の模範となる工事を表彰するものです。
 今回は、南丹市役所八木支所の大規模改修工事を手掛けた丹波建設株式会社と、園部海洋センターの耐震補強工事を手掛けた株式会社共立工務店が表彰を受けました。
 市役所八木支所の工事では、支所が開庁し、周囲にも多くの施設がある中での工事のため、特に通行人の安全確保に万全を期し、迅速に工事を終えたことなどが評価されました。
 また、園部海洋センターの工事では、予定外の改修が必要な箇所も早期に発見し、計画の変更にも柔軟に対応した点等が評価されました。
 西村 良平市長は、「2つの施設はともに、住民にとってなくてはならない施設であり、住民も喜んでいる。今後も協力を頂きながら、市と業界、相互に発展していきたい。」と感謝を伝えました。

殿田小学校2、3年生「総合的な学習」 伝統の行事「田原の御田」所作を学ぶ

S00001104

 9月24日、殿田小学校の2、3年生が、地域学習に取り組みました。
 日吉町の伝統的な行事や文化、自然などの関わりに目を向け、地域を支える人々への理解を深めること、自分たちの地域をよくしていこうとする心を育む目的で、総合的な学習の時間に「日吉はかせになろう」をテーマに取り組んでいます。
 この日は日吉町田原の多治神社に伝わる民俗行事、国指定重要無形民俗文化財の「田原の御田」について、地域の人たちから話を聞きました。今からおよそ700年前に始まったといわれる「田原の御田」は、稲の豊作を願い、15の稲作の過程を模擬的に演じて神様に供えるものです。それぞれの所作やせりふの意味、お米を感謝して残さず食べることなどが説明され、子どもたちは目を輝かせながらメモを取りました。
 また、実際の道具を使って所作を教わりました。子どもたちは今後、多治神社を見学し、調べたことをまとめて、学習発表会で発表する予定です。

森の学舎五ヶ荘 健康つくり教室 脳トレ・体操 3密避けて

S00001101

 日吉町四ツ谷の「森の学舎五ヶ荘」では、さまざまな教室やイベントを定期的に開催しています。
 9月23日には、主に高齢者が参加する「健康つくり教室」が開かれました。この教室は、元気アップ体操日吉教室の講師が、音楽体操や脳トレなどを、毎月2回行っています。
 新型コロナウイルスの影響で一時中断していましたが、会場の換気やマスクの着用、参加者同士の間隔をあけるなどの感染症対策を取り、7月から再開しました。
 人と会う事や外出を制限されると、身体的機能が低下することから、健康つくり教室では、定期的に参加者に集まってもらい、運動する機会や参加者同士で会話する機会を提供したいと話しています。
 この教室は、毎月第2、第4水曜日に開かれていて、五ヶ荘地域以外からも参加することが出来ます。

京都るり渓温泉で除幕式 功績をたたえ銅像を建立

S00001100

 京都るり渓温泉で、9月20日、銅像除幕式が行われました。
 建立されたのは、るり渓高原の管理・運営を進める公益財団法人園部町振興公社理事長の、野中一二三さんの銅像で、台座部分を含めておよそ1m60cm背広姿の上半身が模られています。同公社と温泉の運営に関わるカトープレジャーグループ、野中さんが他に理事長を務める公益財団法人園部町農業公社とが制作し、野中さんの「心と身体の癒し」をコンセプトとした温泉地の総合的な開発や、長きにわたり町づくりに携わった功績を讃えました。
 野中さんは園部町長を7期27年務め、財政再建と農村基盤整備に着手。子育て施策や大学、企業の誘致、さらには家族介護事業や国際学園都市構想を推進してきました。現在も社会福祉法人長生園などの理事長を努めています。

ジュニア日本一を決めるトラック・レースで 北桑田高校自転車競技部の選手が活躍

S00001098

 9月20日と21日、長野県松本市にある、美鈴湖自転車競技場で、全日本自転車競技選手権大会、トラック・レースと、ジュニアオリンピックカップ自転車競技大会が行われました。
 この大会は、トラック・レースの日本一を決めるチャンピオンシップです。
 北桑田高校自転車競技部からは、7人が出場しました。
 美山町出身、3年の岡本勝哉さんは、1キロメートルタイムトライアルと、3キロメートルインディヴィデュアル・パーシュートの2つの種目に出場しました。決勝に進みましたが、惜しくも、4位という結果でした。
 また、美山町出身の3年、石田唯さんは、12キロのポイントレースで、準優勝。
 2キロメートルインディヴィデュアル・パーシュートでは、自己ベストを更新し、優勝しました。
 その他、2年の鍋島千慧さんが、2キロメートル・インディヴィデュアル・パーシュートで3位に入賞しました。

第73回園高祭文化の部 高校生のフレッシュな感性はじける

S00001099

 9月18日、園部高校で、令和2年度第73回園高祭文化の部が開催されました。
 園部高校では、生徒一人ひとりが自覚と責任をもって役割を果たし、団結を深めることや、高校生らしい文化的活動を創造し、日ごろの学習の成果を発揮することを目的に、園高祭に向けて準備を重ねてきました。
 今年度は新型コロナウイルス感染症対策として、グラウンドで発表と鑑賞をしました。「差別について考えたこと」や「自分らしく生きること」など、各学年クラスごとにテーマを決め、芝居やダンスを盛り込んで、パフォーマンスを披露し、拍手や歓声に包まれました。

事故増える連休に向けて交通安全呼びかけ 夕暮れ・夜間の事故防止 マイバッグにも反射材

S00001094

 9月17日、園部町上木崎町のスーパーマツモト新そのべ店で、南丹警察署が事故防止の啓発活動を行いました。感染症対策を取って、警察署員らが買い物客に声をかけました。
 今回の啓発は、連休を前に事故防止を呼び掛けるもので、買い物客のマイバッグに反射材シールを貼ったり、事故防止や特殊詐欺への警戒を呼び掛けるチラシを配りました。
 また、店舗前の道路では、通行する車に向かって、飲酒運転の禁止や横断歩道での歩行者優先を呼び掛ける横断幕、プラカードを持って注意を呼びかけました。
 9月21日から30日には、「秋の全国交通安全運動」が行われます。
 南丹警察署では、交通事故が起きないよう、歩行者、ドライバー双方への呼びかけを強める方針です。

南丹・京丹波林業振興会 総会 新型コロナ影響も 出来る広報を

S00001095

 9月17日、南丹市役所で、南丹・京丹波林業振興会通常総会が開かれました。
 南丹・京丹波林業振興会は、南丹市・京丹波町と5つの森林組合で組織され、林業振興のための啓発活動などに取り組んでいます。 総会では、前年度の事業報告や決算、今年度の事業計画や予算などが審議されました。
 今年は新型コロナウイルスの影響により、毎年開催している府内産材もくもくコンクールや、後援する京都丹波くりまつりの中止が決定していますが、原木の品評会である「木材展示記念市」や一般市民も参加して森林・林業の未来を考える「京都丹波森林スクール」、機関誌の発行などは、状況に合わせて実施できるよう取り組んでいく方針です。

南丹市議会9月定例会 補正予算など17議案が可決

S00001093

 9月16日、南丹市議会9月定例会が再開されました。
 西村良平市長から提案されていた条例関連や令和2年度一般会計、特別会計、水道事業会計の補正予算案などについて、各常任委員長より報告がありました。
 採決の結果、3億9441万7千円を増額する一般会計補正予算など17議案が可決されました。
 次回9月定例会は、10月7日水曜日、午前10時から再開し、前年度決算について表決が行われます。

地域おこし協力隊 吉田宙斗さん 幻のサツマイモ 京都丹波銀時を初収穫

S00001090

 昨年から地域おこし協力隊として農業振興・普及に取り組む吉田 宙斗さんが、9月15日、手塩にかけた幻のサツマイモを収穫しました。
 このサツマイモは、広島県で小規模に保存されてきた無名の在来品種で、吉田さんが「京都丹波銀時」と名付けました。
 小ぶりですが、皮が白く、デンプンが多いため熟成するとネットリとした強い甘みが出る事が特徴です。
 今年は50株を育て、今年収穫した芋を種芋として、来年以降更に増産を進めていく計画です。

園部文化観光協会 設立総会 文化の力で園部の活性化を

S00001091

 9月15日、国際交流会館で、一般社団法人園部文化観光協会の設立総会が開かれ、園部町地域の観光に携わる団体や商店主、旅行業者などが参加しました。
 園部文化観光協会は、歴史や自然などの文化を、地域の活性化と観光振興につなげたいと、設立されるもので、会長には、松村賢治さんが就任しました。
 また、参加者の知見やこれまでの取り組みを元に、SNSの活用や財源確保の方策などについて、活発に意見が出されました。
 今後は、文化観光資源の掘り起こしを進め、文化や観光資源を組み合わせたツアー作りや人気が高まる体験型観光を企画するほか、他の地域の観光団体との連携を強化していく予定です。

園部消防署長から感謝状贈呈 迅速な胸骨圧迫が命を救う

S00001086

 9月14日、明治国際医療大学附属病院で、人命救助者にむけての感謝状贈呈式が行われました。
 先月、京丹波町内で、心肺停止で倒れていた方を、南丹市日吉町在住の東山 鼓さんと、明治国際医療大学附属病院の看護師、津田裕美さんが発見し、協力して胸骨圧迫と119番通報を行いました。
 上原正男園部消防署長は、「救助された方も、今は後遺症もなく、日常生活を送っていらっしゃる。迅速に的確な処置にあたってくださったことに感謝する」と伝え、感謝状を贈りました。

地域おこし協力隊 活動報告会 情報発信やものづくり 情熱を注いだ3年間

S00001088

 9月13日、日吉生涯学習センターで南丹市地域おこし協力隊の活動報告会が開かれました。
 9月30日をもって3年間の任期を終える第3期隊員の嶋田翔伍さんと大矢信治さんの2人が、地域に密着し、情報発信などに取り組んできた活動の成果を報告しました。
 出版社の勤務経験を持つ嶋田翔伍さんは、南丹の言葉を紹介した「南丹辞典」や、八木町の新庄地域を紹介した冊子づくりに携わりました。「それぞれの地域に長い歴史があり、良さがある。面白いと感じたことは一歩踏み込んだ視点で作ることで、より魅力が伝わる。」と発表しました。
 また、美山町出身で椅子張り職人としての技能をもつ、大矢信治さんは、「自分にできることできないことに関わらずチャレンジさせてもらった。この経験を活かし、今後は美山をブランド化した木工職人として活躍の場を広げていきたい。」と話しました。
 そのあと、5人の現役隊員が、空き家再生や農業、情報発信など、それぞれの現在の取り組みについて報告しました。
 参加者からは、南丹市への思いを持った若者たちの3年間の奮闘を讃える言葉がありました。
 

八木町室橋 コウノトリ巣塔設置記念式典 幸せ運ぶ鳥 定着・繁殖を目指して

S00001087

 昨年、国の特別天然記念物コウノトリの飛来で話題になった八木町室橋の文覚池で、9月12日、コウノトリ巣塔設置記念式典が行われました。
 巣塔とは、コウノトリが巣を作りやすくするために設置する塔で、今回設置されたものは高さがおよそ13メートル、頂上には巣を作りやすくするための巣台が取り付けられています。
 コウノトリについて理解を広める活動や生息できる環境づくりを行う、日本コウノトリの会が協力し、8月30日に設置されました。
 室橋区自治会長の栗山 勲さんは、「コウノトリの赤ちゃんの姿をここで見られるようになれば、室橋の誇りになるだけでなく、新庄地域、八木町、南丹市の誇りとなるのではないか。」と挨拶し、今後の定着と繁殖へ期待を寄せました。
 また、日本コウノトリの会の佐竹 節夫会長は挨拶の中で、「この地域は田んぼがしっかりと作られていて、落ち着いた環境で、コミュニティーの結束も強い。コウノトリにとって暮らしやすい環境。」と地域の魅力を分析しました。
 野生動物のため、いつ巣を作るかは予想できませんが、コウノトリは雪解けする2月以降に巣を作ることから、早ければ来年の春には巣作りを見られるかもしれないということです。

子育てつどいの広場 ぽこぽこくらぶ かわいい足形で 赤ちゃんの成長を記録

S00001084

 9月10日、園部町の横田公民館を会場に、子育てつどいの広場「ぽこぽこくらぶ」が開かれ、赤ちゃんの足形を記録するイベントが行われました。
 「つながり ひろがれ あおむしの輪」と題して、赤ちゃんの成長を感じてもらう機会をと、NPO法人グローアップが毎年開いているものです。
 大きな紙芝居を楽しんだあと、赤ちゃんの小さな足や手に絵の具をつけて、画用紙に押していきました。冷たい感触に泣き出してしまう子どももいましたが、かわいらしい手形や足形を取ることができました。
 仕上げは、思い思いにあおむしの顔を描き、名前やメッセージを入れて完成。出来上がった作品は、八木支所や国際交流会館のロビーで展示される予定です。

農芸高校3年 化学実験 七宝焼きで化合物の変化を観察

S00001085

 9月9日、農芸高校3年生の化学の選択授業で、七宝焼きの実験が行われました。
 これは京都府主催の「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」として開かれたもので、講師に、京都工芸繊維大学 材料化学系 准教授 竹内 信行さんを招いて行われました。
 3年生の化学では、陶磁器など高熱処理して作られたセラミックについて学んでいます。今回の実験では身近なセラミックである七宝焼きのペンダントを作り、化合物の違いによる色の変化を観察しました。
 生徒たちは、ガラス質の粉末に酸化銅や酢酸コバルトなどを混ぜ、800度で焼いていきます。化合物が酸化して、色がピンクから青、黒から緑など鮮やかに変化するさまに、驚きの声を上げました。
 実験を通して、生徒たちは、化学式だけで変化を知るのではなく、目で見る、匂いを嗅ぐなど五感を使う実験の大切さを感じていました。

農芸高校 和牛講習会 京都の農業を支えるスペシャリストを目指して

S00001078

 9月8日、農芸高校で和牛講習会が行われ、動物バイオコースの2、3年生が参加しました。
 京都食肉市場株式会社の中村良彦さんを講師に招き、日本を取り巻く食肉文化の状況や和牛生産における血統の重要性、子牛の飼育のポイントなどを学びました。
 農芸高校では、農業の6次産業化を踏まえ、新しい時代に対応した農業専門教育の充実を目指し、今年度学科改編が行われました。これまでの農産バイオ科動物バイオコースを引き継ぎ、農業生産科畜産流通コースでは、家畜の飼養管理技術や繁殖技術を学び、農芸ブランド卵肉の生産を目指します。
 講義のあと、生徒らはおいしい和牛がどのような味なのか、特選牛を試食。口に入れた時の触感、濃厚な味、香りを感じながら、おいしさを味わいました。
 今後、学んだ内容を活かし、和牛子牛2頭の導入を進め、「和牛甲子園」への出品や京都肉の生産を目指します。

外国人のための防災教室 安心・安全に暮らせるために

S00001076

 9月6日、南丹市国際交流会館で、外国人のための防災教室が開かれました。
 国際交流協会が主催し、南丹市に在住の外国人や外国人を雇用している企業など、およそ20人が参加しました。
 南丹市役所が、地震や台風などの災害時に、どのようなことに気を付ければよいのかについて、わかりやすいテキストを用いて、丁寧に解説しました。
 また、避難するときに手助けが必要な人が登録できる災害時要配慮者支援台帳の申請についても説明しました。
 南丹市には300から400人の外国人が暮らしています。実際に避難した時、言葉がわからない人への対処や、外国人が居住していることを地域に把握してもらうことなどについて、質問も出されました。
 外国人を雇用している企業からは「災害について指導する機会を持っていただき非常にうれしい。日本語を学びながら働く外国人にとって、母国語と日本語で説明する工夫を、雇用する側が学ぶ機会にもなった」と話していました。

口人の郷穫れたて野菜市 地域住民が丹精込めた野菜たちがずらり

S00001077

 9月6日、園部町口人で口人の郷 穫れたて野菜市が開催されました。
 口人の郷 野菜市は、地域の交流の場として毎月第1、第3日曜日の2回開かれています。トマトやナス、かぼちゃといった夏野菜や、今年収穫された新米などが並び、オープン前から多くの買い物客が訪れました。
 開店早々地域住民が作った新鮮野菜は飛ぶように売れ、住民が集まる機会が少なくなる中、出品する人と、購入する人が互いに挨拶しあう和やかな野菜市となりました。
 次回野菜市は、9月20日日曜日、10時から12時まで行われます。

園部小学校 鼓笛演奏会 伝統の鼓笛 コロナに屈せず今年も実施

S00001075

 9月5日、園部小学校で、鼓笛演奏会が行われました。
 園部小学校では、5・6年生が伝統的に鼓笛演奏に取り組んでいます。
 今年は新型コロナウイルスの影響で臨時休校があったことから、集まって練習できる期間が限られましたが、子ども達は工夫しながら自宅でも練習を重ね、本番を迎えました。
 子ども達が、鍵盤ハーモニカ、リコーダー、打楽器、カラーガードなどに分かれて、練習に取り組んできた成果を披露しました。
 例年よりも規模を縮小し、観客も制限した中での開催でしたが、子ども達の精いっぱいの演奏・演技に、会場からは大きな拍手が贈られました。

農芸高校 校内農業鑑定競技会 知識・技術を高め 実力を競い合う

S00001071

 9月4日、農芸高校で校内農業鑑定競技会が開かれました。これは、農業に関する知識や技術を習得し、職業的な能力を高めるために毎年、行われているものです。
 全校生徒が、農業・園芸・畜産・造園・農業土木の5つの分野に分かれて、40問の問題を解いていきます。分野ごとに、植物や道具の名称、特性についての問題や、計算問題などが出され、黙々と真剣に、問題を解き進める生徒たちの姿がありました。
 全校生徒212人が、自分の興味・関心のある分野に分かれて取り組み、初めて挑戦した1年生は、「難しかったが、夏休みの間に自主的に勉強した問題も出題されたので、嬉しかった。今後も専門的な学びを深めていきたい。」と話していました。

もっと元気な京都ジュニア育成事業 府中学生バレーボール強化選手に園部中2名が認定

S00001072

 9月3日、南丹市役所で、令和2年度京都府中学生バレーボール強化選手認定の報告会がありました。今回、強化選手に選ばれたのは、園部中学校女子バレーボール部3年の津田咲登さんと池田夏捺さんで、南丹・船井ブロック女子で、強化選手に選ばれるのは初めてのことです。
 新型コロナウイルスの影響で各種大会が中止となる中で、京都府バレーボール協会は、中学生の競技力の維持、向上や強化を目的に強化選手の選考会を行い、京都府下で男女それぞれ18人が選ばれました。
 津田さんは「京都府一位というチームの目標を失い、キャプテンとしてつらい時期もあった。今回強化選手に選ばれたことを自信に、謙虚さを忘れず頑張っていきたい」、また池田さんは「大変うれしい。高校生になってもバレーボールを続けたい。今回認定されたことに自信を持ち今後の活動に活かしていきたい」と話しました。木村教育長は「目の前の大会はなくなったが、強化選手に選ばれたことは今後の心の支えとなるだろう。指導者への感謝を忘れず、南丹市の誇りであることを胸に今後も頑張ってほしい」とお祝いしました。
 今後状況が許せば強化練習などが行われる予定です。

南丹市議会9月定例会 議員一般質問

S00001074

 9月2日からの3日間、南丹市議会9月定例会が開催されました。
 議員一般質問は、新型コロナウィルス感染症の対応により、質疑時間を縮小して進められました。
16人の議員が、地域経済対策や農業振興策、日吉ダムの緊急放流の伝達、八木駅周辺工事の進捗や小・中学校のコロナ対策などついて質問しました。
 来年4月以降に直営化する美山診療所の医師確保について、西村市長は「現時点では決定した医師はいない。引き続き各方面に働きかけ確保を急ぐ」と答弁がありました。
 次回定例会は、16日午前10時から再開。各常任委員会に付託された条例関係や予算関係について、委員長報告ののち表決されます。

美山町文化協会 作品展 支所ロビーに俳句・書道・水彩画並ぶ

S00001070

 現在、南丹市役所美山支所のロビーで、美山町文化協会の作品展が開催されています。
 新型コロナウイルスの影響により、今年は文化祭の舞台発表は開催されませんが、ものづくりの励みになるようにと、作品展が企画されました。
 初日の9月1日には、作品の出展者が集い展示作業が行われ、今回は水彩画や、夏と秋を題材にして、社会情勢や自身の健康などを詠んだ俳句、雄大な世界観を感じさせる書道作品など26点が並んでいます。
 美山町文化協会の作品展は、1か月ごとに展示を入れ替え、3回に分けて11月30日まで展示されます。

南丹市地域おこし協力隊 委嘱状交付式 移住定住促進に新たな力

S00001068

 9月1日、南丹市役所で、地域おこし協力隊第6期の委嘱状交付式が行われました。
 新たに就任するのは、田村 淳さんと大石千穂さんの2人です。
 繊維を扱う商社などで営業・企画職の経歴を持つ田村さんは、地域の困りごとをじっくりと聞きながら活動を進めたいと考えています。また、趣味が高じて手掛けているアウトドア用品のインターネット販売も、将来南丹市に販売拠点を作りたいと考えています。
 大石さんは家族が経営する飲食店を支え、地産地消や環境に良い店づくりに取り組んできました。南丹市で古民家を改装して地域のアンテナショップを開きたいと考えており、改装の様子や自らの移住体験を動画で発信し、移住を考える人たちに南丹市の魅力を届けたいと話しています。
 西村市長は「さまざまな人とどれだけ人間関係を築けるかが活動の燃料になる。まずは地域の声に耳を傾け、じっくりと地域に浸透していってほしい」と激励しました。

北桑田高校美山分校 お米作りプロジェクトで稲刈り実習

S00001069

 9月1日、美山町上平屋の北桑田高校美山分校で、全校生徒が学年ごとに稲刈りを行いました。
 農業と食を学ぶ2つの専門学科、農業科と家政科がコラボレーションした「お米づくりプロジェクト」による初めての取り組みで、実践的に米の生産・加工・消費について学ぼうと行われたものです。
 地域の方の協力で、学校前の水田を借りることができ、田植えは、5月の休校期間中の登校日に行いました。
 自分たちが植えた場所の稲を手で刈り、刈り取った稲は、稲木にかけ天日干しを行いました。
 今後、収穫した米を使って、調理や商品開発などを行う予定で、生徒たちは米作りを通して、協力し合うことの大切さや、食材を大切に扱う気持ちを育んでいました。