マンガ本「八木城と内藤ジョアン」寄贈 地域の文化遺産を子どもたちに

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 11月30日、南丹市役所で、八木町観光協会が発行したマンガ本の贈呈式がありました。
 戦国時代のキリシタン武将、内藤ジョアンゆかりの八木城を、地域の活性化、観光振興に役立てようと、八木町南地区自治会や八木町観光協会が中心となって、さまざまな取り組みを行っています。
 その一環で、八木町観光協会がこのほどマンガ本「マンガ八木城と内藤ジョアン」を作成し、子どもたちに地域の歴史に興味を持ってもらいたいと、2500冊を南丹市教育委員会に寄贈しました。
 八木町観光協会の寺田弘和会長からマンガ本を受け取った木村教育長は「子どもたちには、素晴らしい文化遺産を知り、地域の誇りとしてほしい。教育と観光が手を組んで、地域を盛り上げていきたい」と感謝の言葉を述べました。
 このマンガ本は、南丹市内の小・中学校と園部高校の、児童、生徒に配布されます。

知井地区文化の集い 地域の文化や歴史を楽しむ

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 11月29日、美山町の旧知井小学校を会場に、知井地区文化の集いが開催されました。
 京都府警察音楽隊の演奏とカラーガード隊による演舞が、オープニングを飾りました。
 多目的教室では、およそ250点の作品展示があり、来年の干支である牛の手芸品やちぎり絵、水彩画、子どもたちの書道などがズラリ。また疫病退散を願いペットボトルキャップを使って制作した、妖怪アマビエも展示されました。
 体育館では、ステージ発表が開かれました。明智光秀が周山城を建てるために壊したとされる河内谷区の門坊寺の歴史や読み聞かせグループおむすびによる劇の発表など、子どもから大人までが一緒に地域の歴史や文化を楽しみました。

八木城フェスタ 音楽と講演で戦国期に思いをはせる

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 11月28日、八木市民センター文化ホールで、八木城フェスタが開かれました。
 明智光秀ゆかりの地として関心が高まる八木城とキリシタン武将内藤ジョアンにスポットを当て、学び楽しむ場をと、八木町観光協会が主催し、100人が参加しました。
 第1部は八木町出身の八木美樹子さんによるヒーリングミュージックコンサートが行われました。今回のイベントのために作曲した「ジョアン・遙かな旅の果てに」をはじめとするオリジナル曲を、池田清美さんのフルートとともに演奏し、癒しのひと時を堪能しました。
 第2部は森の京都「なんたん」カレッジ公開講座との合同開催で、城郭談話会会員の福島克彦さんを講師に迎え、「八木城と内藤ジョアンについて」と題した講演が行われました。福島さんは「八木城は大きいだけでなく技巧性高く、研究者の間でも関心が高まっている。間違いなく丹波の国の政治的拠点であったと思う」と話しました。参加者から質問も多く、関心の高さがうかがえる講演となりました。
 ロビーでは光秀ゆかりの地などをパラグライダーで撮影した柳田明彦さんの写真展や、兵庫県丹波市出身で丹波の戦国史をテーマに武将の肖像画を手掛ける、中川英明さんのイラスト展などが同時開催され、参加した人たちを楽しませました。

るり色ミニマルシェ 和気あいあいとした雰囲気で楽しむ

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 11月28日、あかまつの丘西本梅で、るり色ミニマルシェが開催されました。この催しは、地元住民らが地域を盛り上げ、交流を図る事を目的に開催されています。
 これまでは旧西本梅小学校体育館等を使って大規模に行われていましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で屋外で、小規模に開催されています。
 出店は14店舗あり、寄せ植えや暮らしの道具、また、クリスマスが近いこともありオリジナルのリースを販売するお店や、参加者がオーナメントを手作りできるお店もありました。お客さんと販売者が、和気あいあいと会話を楽しむ姿がありました。次回は来年3月27日土曜日に開催される予定です。

日吉町ボランティア講演会 今この時ボランティアの力で地域を元気に

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 11月28日、日吉町生涯学習センターで、ボランティア講演会が行われました。
 ボランティア活動をする人同士の絆を深め、輪を広げるためにと、日吉町ボランティア連絡協議会が主催したもので、地域住民およそ40人が参加しました。
 mottoひょうご事務局長の栗木 剛さんを講師に招き、「今この時 ボランティアの力で地域を元気に」をテーマに話を聞きました。栗木さんは、「コロナの影響で、ボランティア活動ができなくなることで、多くの人の運動量が、減っている。一人ひとりが抵抗力を高める努力をすること、筋力アップなど免疫力を高める方法を口コミで広めること、人と関わり会話することも、ボランティアの一つとなるので、前を向いて乗り越えていきましょう」と明るく楽しく話しました。
 参加者は、コロナ禍の今こそ、人のつながりを活かし、自分で、地域でできることについて考えを深めていました。

南丹市環境審議会 次の10年の環境保全計画の策定に向けて

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 11月27日、南丹市役所で南丹市環境審議会が開かれました。
 南丹市では、温室効果ガスの排出削減や地球温暖化防止対策のために、地域が主体となった環境保全活動などに取り組んでいます。
 この日の会議では、来年4月に策定予定の第2次環境基本計画の素案を精査するため、10人の委員が活発に意見を交わしました。
 「子どもだけでなく、大人も環境学習ができる機会を増やし、目標に取り入れたい。」という意見や、「市民活動の現状をもっと細かく反映できないか。」などの意見が出され、より環境に配慮した取り組みを進めるための議論を積み重ねました。
 今後は、パブリックコメントを募集し、市民から集まった意見を盛り込む予定をしており、次の10年間に向けての環境基本計画の完成を目指しています。

ヨガでつながるヨガの基礎講座 自分の体と心に向き合う 笑顔でヨガを

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 11月27日、南丹市と南丹市スポーツ協会、南丹市教育委員会が主催する、ヨガでつながるヨガの基礎講座が開かれ、およそ50人が参加しました。
 スポーツを通じて市民に健康で幸せに暮らして欲しいとの思いで企画されたイベントで、笑顔の輪をヨガで広めるスマイル ヨガ プロジェクトを、日本全国で展開する、NPO法人ⅤYS YOGI関西支部のメンバーが講師に招かれました。
 参加者は、まず笑顔を意識しながら心身の緊張をほぐし、呼吸や姿勢を整えていきました。普段使わない部分を伸ばす動きに、汗ばみながらじっくりと取り組みました。
 「ヨガは、自分の体と心に向き合う時間。ヨガを通して人生を楽しんで欲しい」と講師が語り掛け、参加者は自分自身の体と内面を見つめ、高めていくヨガの奥深さを体験しました。

園部町グラウンドゴルフ協会 山口杯 ホールインワン目指して みんなで楽しむ

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 11月27日、園部公園スポーツ広場で山口杯グラウンドゴルフ大会が行われました。
 山口杯は、園部町のグラウンドゴルフ振興に尽力した初代会長で若松町の山口博さんが優勝カップの寄贈と合わせて開かれるようになり、今回で8回目を迎えます。
 6月中旬頃から徐々に練習が出来るようになり「健康で明るい生活作り」を目標に活動しています。
 会員およそ80人が参加し最年長は93才。8ホール4ラウンド、技術を競いながら楽しみました。
 力加減が難しく、また小石に、はばかられたりする事もありましたが、ホールインワンやニアピンも続出し、グラウンドに歓声が響きわたりました。

南丹市議会12月議会開会 補正予算など39議案を提案

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 人事院勧告を踏まえ、市の特別職と職員、市議の期末手当を減額する、条例改正案3件を可決しました。
 補正予算案には、1人10万円の国の特別給付金の、支援基準日の後に生まれた子供がいる世帯に、商品券10万円分を支給する経費や、感染予防対策として保育所、幼稚園、小学校の和式トイレを洋式トイレに改修する事業などについて計上しました。
 今議会の会期は12月24日までの24日間で、12月2日からの3日間、議員一般質問が行われます。時間は、午前10時からと午後1時からです。

天引でバードウォッチング 地元の魅力を再発見しよう

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 11月22日、園部町天引で、バードウォッチングが行われました。
 自然豊かな地域の魅力を、野鳥を通して再発見しようと、天引の野鳥を見る会が、初めて企画したもので、園部町や亀岡市などから10人の参加がありました。
 講師を務めたのは、園部町天引出身で、日本鳥類保護連盟京都に所属する、西井孝行さんで、双眼鏡で野鳥を探しながら、地域を歩きました。
 身近な鳥の名前や生態などを教えてもらったり、鳴き声に耳を澄ませたり、天引には貴重な野鳥の住みかとなる自然が残されていることを再発見しました。
 参加者は、「普段は気が付かずに、見過ごしている鳥が多くいることを実感した」「晩秋の美しい景色の中、野鳥を探すことができて、楽しかった」と話していました。

池上老人クラブ敬老の集い 輪投げで交流 心の輪をつなぐ

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 11月22日、八木町の池上農事センター横のビニールハウスで、池上老人クラブの敬老の集いがありました。
 池上老人クラブの麻田雅之会長は「役員を中心に協議を重ね、3密を避けた集いの場を用意しました。交流を深めて欲しい」と挨拶。
 5つのグループに分かれ、2m離れた的に向け9本の輪を投げ得点を競い元気な笑い声が響きました。
 そのほか、敬老を祝い80歳以上の方には、記念品が贈られました。

八木西小学校3年 地域学習 戦国武将“内藤ジョアン”を歌って学ぼう

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 11月20日、八木西小学校で、地元八木町で有名な戦国武将 内藤ジョアンについて学ぶ、地域学習が行われました。
 ジョアンの格好で登場した講師の内藤 大さんに3年生の子どもたちは大盛り上がり。内藤さんはジョアンにゆかりのある人で、声楽家であり、自身のオリジナル曲「行け!ジョアン」という歌を子どもたちに指導しました。
 子どもたちは、声の出し方やリズムの取り方などを教わると、みるみる上達し、表現力豊かに歌い上げました。
 また、ジョアンは、どのような武将だったのか話を聞き、戦国時代に思いを馳せました。
 最後に、全員で美しい歌声を響かせ、ふるさとの歴史を音楽で味わう、楽しいひと時を過ごしました。

園部第二小学校 学校給食優良学校表彰 お腹だけでなく 児童の心を満たす給食を

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 園部第二小学校が学校給食優良学校表彰を受け、11月19日、南丹市役所で船越護校長から、木村義二教育長へ受賞を報告しました。
 学校給食優良学校表彰は、京都府教育委員会から、食に関する優れた取り組みに贈られるものです。
 園部第二小学校では、平成27年度から弁当の日の取り組みを進め、平成30年度から3年間、食に関する指導の充実を目指す実践校として指定を受け、取り組んできました。
 食べ物や生産に関わる人たちへの感謝の心を育む体験活動などが、評価され、今回の表彰となりました。
 船越校長は、「今回の表彰を励みに、今後も、栄養教諭と学校給食共同調理場と連携し、食育を進め、児童のお腹だけでなく、心を満たす食の取り組みを進めていきたい。」と語りました。
 また、木村教育長は、「食べることは生きる力につながる大切なことなので、さらに高めていってほしい。」と感謝と激励の言葉を送りました。

あいさつ運動啓発標語表彰 「つなげよう みんなの心 あいさつで」

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 11月19日、園部小学校で、令和2年度南丹市あいさつ運動啓発標語の表彰式が行われました。
 南丹市青少年育成協会では、家庭や地域、学校や職場で明るいあいさつの声が響く南丹市あいさつ運動キャンペーンを、毎年11月に実施しています。これに伴い、市内の小学6年生を対象に挨拶に関わる標語を募集し、130点の中から、園部小学校6年の中井 蓮さんの標語が最優秀賞に選ばれ、ました。青少年育成協会副会長の中村裕予さんから表彰状と副賞、標語の入ったのぼりが手渡され、中井さんは「あいさつ運動に力を入れているので、自分の標語が選ばれてうれしい」と話しました。青少年育成協会の中村さんからは「挨拶でその人が今日も元気かを感じられる。お互いに相手をおもいやり、あいさつの輪が広がれば」と話しています。
 最優秀賞1点、優秀賞5点の作品は次の通りです。

 

最優秀賞 
園部小6年 中井 蓮
「つなげよう みんなの心 あいさつで」
優秀賞
園部第二小6年 山本理紗
「あいさつは 笑顔になれる 第一歩」
八木西小6年 奥村涼月
「まちのなか えがおあふれる あいさつを」
八木東小6年 村上亜紗実
「自分から 会う人みんなに あいさつを」
殿田小6年 土井芽奈
「マスクごし 目を見て通じる おはようと」
胡麻郷小6年 足立稔知
「あいさつは 人と人との あいことば」

八木せきれい東放課後児童クラブ 竣工式 安心して学び 生活できる場所として

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 11月18日、八木東小学校に隣接する場所に八木せきれい東放課後児童クラブの施設が完成し、学校関係者や地域代表らが集まり竣工を祝いました。
 西村良平市長は、学校や工事関係者に感謝の言葉を述べ、「これまで放課後児童クラブは、徒歩20分ほど離れた場所を間借りしていたので大変うれしく思う。また未来を担う子どもたちに夢を持って欲しいという思いで、ドーム型の建物を取り入れた。大切に使って欲しい。」と挨拶しました。
 新しく完成した施設は、面積およそ157平方メートル、平屋建てで、玄関には手洗い場、事務室と2つの生活空間があり、その内の一部屋は、小規模なドーム造りとなっています。
 最後に2年の栽松煌希さんと、石橋千諒さんが元気よくお礼の言葉を述べました。
 放課後に、児童たちが安心して過ごすことのできる場所が完成し、出席者らが共に祝い合いました。

健幸アンバサダー養成講座 自分も、自分の大切な人も健康に!

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 11月18日、南丹市国際交流会館で、健幸アンバサダー養成講座が開かれました。
 健康に関する正しい知識や運動の方法を学び、身近にいる大切な人たちに広めてもらおうと、南丹市役所とスマートウェルネスコミュニティ協議会が共催で開いたもので、32人が受講。講師に、株式会社タニタヘルスリンクから、健幸アンバサダーファシリテータで保健師の、小林律栄さんを招き、生活習慣病やがん予防、情報の上手な伝え方などについて話を聞きました。
 また年齢に関係なく筋力トレーニングすることで介護リスクを下げられることなどを、スクワットや腕立て伏せなどの実践を交えて学びました。
 一人でも多くの人に健康づくりに関心を持ってもらうためには、身近なコミュニティの中で、正しい情報を口コミで広げることが大切です。小林さんは「あなたの大切な人に、繰り返し正しい情報を伝えること、そして自分自身が健康であることが大切」と締めくくりました。この日受講を終えた参加者には、健幸アンバサダー認定証が手渡され、今後健康づくりの伝道師として活躍が期待されます。

南丹高校テクニカル工学系列 2年生 地元のものづくりの現場で学ぶ

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 9月から11月にかけて、南丹高校テクニカル工学系列の2年生16人が、連携するものづくり企業で実習を行っています。
 11月17日には、園部町埴生にある十川産業株式会社で、2年の佐竹大地さんが実習に取り組みました。
 十川産業は、主に工業用に使用されるホースを製造している企業です。今回初めて実習生の受け入れに協力しました。
 実習では、故障したモーターを修理するため、機械の解体作業に取り組みました。社員から工具の使い方やモーターの仕組みなどを一つ一つ丁寧に教わりながら、故障の原因について考えていきました。
 また隣の製造ラインでは、テクニカル工学系列の卒業生も働いており、先輩の姿を真近で感じながら、将来の企業選択の糧とすべく実習に取り組みました。

園部文化観光協会 「着物でお詣り」体験型観光モニターツアー開催

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 11月15日の「きものの日」に合わせ、一般社団法人園部文化観光協会が、体験型観光モニターツアーを行いました。
 参加したのは、京都伝統工芸大学校で学ぶ台湾からの留学生や旅行会社の職員ら5人で、女性の館で好みの振袖をスタッフに着付けてもらい、紅葉色づく園部公園を散策しました。
 また生身天満宮で地域のガイドから説明を受け、お詣りしました。初めて着物で散策した人も多く、「美しい着物と詳しいガイドで、とても楽しかった」とツアーを堪能していました。 
 午後からは、さをり織りを体験し、ものづくりの楽しさを満喫しました。
 ツアーを振り返り、園部駅からの交通の便についてなどの意見が出されました。今後、モニターツアーでの成果や課題を活かして、国内や外国人観光客を招く、新たな観光資源として役立てたいということです。

森の京都「なんたん」カレッジフィールドワーク 光秀ゆかりの地を巡り、学びを深める

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 11月15日、森の京都「なんたん」カレッジ、4回目の地域学芸員養成講座が開かれました。
 明智光秀「なんたん」ゆかりの地めぐりと題して、南丹市教育委員会の辻健二郎さんの解説とともにフィールドワークをし、学びを深めました。
 八木町の春日神社を出発し、キリシタン武将、内藤ジョアン顕彰碑前や、丹波守護代内藤氏が拠点としていた八木城の登山口、武家屋敷跡などを見学。登山口から10分ほど登ると、階段状に曲輪が連なり、八木城の特徴をうかがうことができました。
 午後からは、文化博物館秋季特別展「八木城と内藤氏~戦国争乱の丹波~」を見学しました。文化博物館学芸員、犬持雅哉さんの解説で、八木城に関する古文書や絵図、内藤氏歴代に当てた書状、そのほか、内藤ジョアンの活躍を記録した、イエズス会宣教師による記録本など、数々の貴重な資料を興味深く見学しました。

南丹市国際交流協会 やさしい日本語研修会 地域で 外国人の支援体制の充実を

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 11月13日、南丹市役所で、国際交流協会が主催する、「やさしい日本語」研修会が行われ、社会福祉協議会や市役所の職員、日本語教室のボランティア会員など、およそ40人が参加しました。
 「やさしい日本語」は阪神淡路大震災での外国人支援体験をもとに作られたもので、災害時だけでなく、様々な場面で、役立つ日本語として、注目されています。
 「やさしい日本語」有志の会、花岡正義さんと、杉本篤子さんを講師に招き、基本のルールを教わりました。
 熟語や外来語を簡単な言葉に言い換え、曖昧な表現や擬態語の使用を避けることで、外国人に、正確に情報を伝えられるようになります。また、ローマ字表現よりも、ひらがなの方が、在住外国人にとって、分かりやすいことなどを、事例を用いながら、学びました。
 参加者からは、「やさしい日本語は外国人だけでなく、私たち日本人にとっても、子どもからお年寄りまでが理解しやすいので、今後も積極的に学んでいきたい」と話していました。

八木中学校で若手教員研修講座 教育実践を深める公開授業

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 11月13日、八木中学校で若手教員研修講座が開かれ、公開授業が行われました。
 教職経験が3年目までの教諭や講師の、教師としての資質や指導力向上をめざして、南丹市教育委員会が実施したものです。
 初任者教諭の公開授業として、八木中学校の湊 巧也教諭が、3年生の公民の授業を行いました。生徒たちは、国の政治と仕組みをテーマに、国会の仕事について学び、グループワークでは、どうして国会議員に特権が認められているのかを話し合い、国民の代表として働くことについて理解を深めました。
 参加した教員は、授業の進め方の工夫や、生徒たちの理解の仕方などを熱心に参観し、自らの実践に活かすために研修を深めました。

美山医療を守る会 署名提出 入院と介護、現在の医療水準の維持を求める

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 11月12日、美山医療を守る会のメンバーが南丹市役所を訪れ、西村市長宛に要請書を提出しました。
 美山診療所は、美山地域の住民の、医療・介護の拠点施設としての役割を担っており、来年4月からは南丹市直営の方向で検討が重ねられています。そこで住民有志が「美山医療を守る会」を立ち上げ、署名活動を実施。要望書をまとめ、山内副市長に手渡しました。
 要望書には、医師2人体制や入院・介護老人保健施設など、現在の医療水準を維持すること、医師を含めた職員の雇用の維持などを挙げ、署名は合計2458筆。そのうち美山町民からの署名は、美山の人口の半数を超えています。
 美山医療を守る会のメンバーは、山内副市長らに、一人暮らし高齢者の生活状況などを話し、美山でたった一つしかない診療所の必要性を伝えました。

八木西小学校 文化芸術による子供育成総合事業 山形交響楽団を招き多彩な音に感動

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 文化庁が進める文化芸術による子供育成総合事業の一環として
 11月12日、八木西小学校で山形交響楽団による公演会がありました。
 山形交響楽団は、東北で初めてのプロオーケストラとして発足しアメリカコロラドでの公演やテレビ出演など多方面で活躍をしている楽団です。
 今回は、ベートーベンの「運命」やチャイコフスキーの「白鳥の湖」など児童にも馴染みのある曲が演奏されました。
 また、児童たちは、校歌を交響楽団の生演奏で、合唱しました。
 最後に、児童を代表して6年の松尾光優香さんが、「素敵な時間を過ごさせていただきありがとうございました」とお礼の言葉と花束を送り、楽団からも校歌を録音したCDと楽譜のプレゼントがあり、交流を深めました。

ようきはったカフェ 交流で支え合いとつながりを深める

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 11月12日、日吉町の生畑区でようきはったカフェが開かれ、20人の参加がありました。
 区民が無理なく、楽しく気軽に集える場として、毎月、開かれてきましたが、コロナウィルスの影響から今年はなかなか集まることが難しく、今回で3回目の実施です。
 この日は、生畑生活改善センターから下稗生谷を巡る往復1・5キロの道のりを、紅葉と地元の歴史に触れながら楽しみました。
 語り部は、地元の湯浅清和さんと吉田稔さんが務め、出合のお地蔵さんと一の宮神社を巡りました。
 また、参加者のひざや腰に負担がかからないようウォーキングを行うため、福祉用具を取り扱う、園部町の有限会社いなふの協力を得て、取り組みました。
 参加者は、会話や交流を楽しみながら地域の支え合い、つながりを深めました。

北桑田高校森林リサーチ科から学ぶ 美山小4年 自分だけのイス作り

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 美山小学校の4年生25人が、図工の時間に北桑田高校を訪れ、木工体験をしました。
 地域にある高校を知り理解を深めることや、子どもたちが本格的な木工に取り組む機会をと毎年行われており、今回は美山町の木材を使ってイス作りに挑戦しました。
 森林リサーチ科3年生で木材加工を専攻している生徒7人が、道具の使い方や組み立て方など、児童に寄り添い手とり足とり指導。使用する板の一枚には校章や自分の名前、北桑田高校マスコットなども、あらかじめあしらわれており、完成をイメージしながら楽しく作業しました。
 およそ2時間で自分だけの小椅子が完成。持ち帰ったあとどのように使いたいか口々に話し、本格的な木工体験に大満足でした。

園部サイクルツーリズムモニターツアー 紅葉の摩気路を自転車で!

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 9月に発足した一般社団法人園部文化観光協会の、取り組みの第一弾として、園部サイクルツーリズムモニターツアーが、11月11日、JR園部駅を発着点に行われました。
 参加したのは京都伝統工芸大学校で学ぶ韓国、台湾からの留学生5人で、生身天満宮や園部城跡をはじめ、朱塗りの仁王門で有名な九品寺や紅葉の名所、龍穏寺、時代劇のロケ地「山村家」や摩氣神社など、紅葉で色付いた観光スポットを自転車で巡り、地域のガイドから説明を受けました。
モニターツアーでの成果や課題を活かし、今後、町内外や外国人観光客の誘客に取り組んでいく予定です。
 参加した留学生たちは行く先々で写真を撮ったり熱心に説明を聞き、「歴史を感じる観光スポットで、詳しい説明が聞けてとても楽しかった」、「距離が長かったので行き先を絞り、ゆったり巡るのもよいのでは」と、ツアーの感想も述べていました。

園部中学校2年生勤労学習講演会 自己の進路や職業について主体的に学ぶ

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 11月10日、園部中学校で勤労学習講演会が開かれました。園部中学校では毎年2年生が市内各事業所に出向き勤労体験を行っていますが、今年度は新型コロナウイルス感染症対策の為、初の試みとしてブース形式での講演会を開きました。
 講師には南丹市内の官公庁職員や司法書士・美容師・商店主などが招かれ、「失敗を認める事が大切」、「将来の夢に、どうしてなりたいかが重要」など、熱く語りかけました。また生徒たちも仕事をする上でのやりがいや大変だったことなど、積極的に質問。地域の人々の生き方や考え方を学んだ貴重な時間となりました。

森の京都「なんたん」カレッジ公開講座 光秀と丹波攻略にせまる

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 森の京都「なんたん」カレッジ令和2年度第1回公開講座が、11月8日、国際交流会館で行われました。
 南丹地域の自然や文化遺産、歴史を研究し保存、育成することで、地域活性化や観光振興に活用していこうと、文化庁の補助事業として、森の京都「なんたん」エコミュージアム実行委員会が主催して開いたものです。今年度のテーマは「明智光秀と南丹ゆかりの地」で、ロビーと会場には、日向工房の柳田昭彦さん撮影による、光秀ゆかりの城跡や亀岡・丹波・山城地域の空撮などが展示されました。
 講演は講師に株式会社歴史と文化の研究所代表の渡邊大門さんを招き、「明智光秀と丹波攻略」をテーマに話を聞きました。渡邊さんは、「出生についてはわからないことも多い」としながらも、歴史史料からうかがえる光秀像や、信長や光秀が地元の国人らへ宛てた書状からみた、丹波攻略までの道のりを解説し、参加者興味深く聞き入りました。
 NHK大河ドラマの影響もあり、南丹市内外からおよそ70人が参加しました。

「南丹・瓢箪・愛丹会」が瓢箪展示会 伝統技法からユニークな作品まで

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 現在、国際交流会館では、瓢箪を使った作品の展示会が行われています。
 瓢箪で町の活性化を目指そうと、「南丹・瓢丹・愛丹会」のメンバー13人が、栽培から下処理、装飾加工に取り組みました。また市内の小学校や地域のサロンなどで、装飾加工の講師を務めました。
 今回の展示会には、さまざまな加工技術の紹介や会員のユニークな作品のほか、指導した園部、園部第二、胡麻郷小学校、丹波支援学校中学部、また農芸高校や伝統工芸大学校、地域のサロンでの作品がずらりと展示されています。
 今回の取り組みのために、会員や地域の人たち、農芸高校生や児童らがおよそ900個の瓢箪を栽培しました。今後も栽培や加工など、瓢箪を通じて、地域のつながりを増やしていきたいと話しています。
 瓢箪展示会は、11月29日まで開催されます。

こんにゃく手作り体験 味しみの良さと弾力のある食感

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 11月8日、八木町の神吉教育集会場でこんにゃく手作り体験が開かれました。
 日吉町胡麻の新町農家組合が「京都丹波で懐かしの食を味わうプロジェクト」の一環として行ったもので、今回は神吉地域で開催し、南丹市をはじめ、亀岡市や綾部市からの参加もありました。
こんにゃく芋は、イノシシなどの野生動物からの食害がなく、新町農家組合では、5年ほど前から生産、加工に取り組んでいます。
 直径15センチから20センチまで成長したこんにゃく芋15キロを使用し、炊いた芋をミキサーにかけ、タライに桜の木灰で作られた灰汁を少しずつ加えながら、手ごねを繰り返し、弾力を調整していきます。
 また午後からは、神吉の日吉神社宮司の大槻左門さんによる「伝統的なこんにゃく作りの歴史」と題した講演があり、学びを深めました。

日吉町郷土資料館開館20周年記念秋季企画展 戦後75年 ~いま伝えたいこと~

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 日吉町郷土資料館では、開館20周年記念秋季企画展、「戦後75年~いま伝えたいこと~」を開催しています。
 終戦から75年の節目を迎える今年。戦争体験や当時の様子を語る人が少なくなっている中、戦争を知らない世代へ惨禍を伝え、二度と繰り返さないためにと、企画された展示会です。戦地から家族へ宛てた手紙や遺書が展示されており、当時の様子や人々の心境を感じることができます。
 日吉町四ツ谷の五ヶ荘尋常小学校釜ヶ瀬宿泊訓練では、満州への開拓青年義勇軍への参加を促すためにと、軍事や農業の訓練が行われ、未来ある若い青年たちが戦争の犠牲となっていたことが学校誌や手紙から読み取れます。
 また、京都市から学童疎開してきた児童の手紙もあり、日吉町では約250人の児童を寺院などで受け入れ、地元の人たちが、子どもたちの生活が少しでもよくなるようにと、支援していたことが分かります。
 戦争の悲惨さと命の尊さを再認識するこの展示会は、12月20日まで開かれています。

園部第二小学校 研究発表会 食の正しい知識を身につけ 児童の生きる力に

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 園部第二小学校では、平成30年度から3年間、食に関する指導の充実を目指す実践校として、指定を受け、取り組んできました。
 11月6日には、南丹市と京丹波町の幼稚園・保育所・小学校・中学校の教員による研究発表会が開催され、公開授業が行われました。
 3年生は、醤油や味噌など様々な加工品に姿を変える「大豆」について学びました。
 また5年生は、社会の授業で、日本の食糧生産が抱える課題をテーマに、ゲストの道の駅京都新光悦村で働く野々口 康史さんと一緒に学びました。班ごとに考えた食料自給率を上げるキャンペーンでは、生産情報を写真で紹介するアイデアやスタンプカードでおすすめの野菜を買ってもらう仕組みなど、児童たちのアイデアを発表。野々口さんから、「道の駅での販売にも活かしていきたい。」と感想がありました。
 そのあとの全体会では、地域の人の協力のもとに取り組んだサツマイモの栽培や米作り、栄養バランスや食文化を理解するための給食の献立作りなど、園部第二小学校が実践した食育の取り組みを報告しました。

全国胡麻加工組合 祈願祭 ごま関連企業、胡麻地域の繁栄を祈願

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 「いいゴマ」と読む語呂合わせにちなみ、11月5日、全国胡麻加工組合が、日吉町の胡麻日吉神社で祈願祭を執り行いました。
 この日は、13社の役員らが参列し、初めに、今年新理事長に就任した冨田博之理事長から「心を合わせ五穀豊穣とゴマ関連企業の繁栄を祈りたい」と挨拶がありました。
 神事では各社で生産している、イリゴマやスリゴマなどの商品が奉納され、吉田重光宮司がお祓いし、祝詞を奏上しました。
 全国胡麻加工組合は、ビタミンやミネラルなどが豊富なゴマをPRしようと、全国の胡麻加工メーカー25社で組織しています。
 祈願祭は、全国で唯一「胡麻」を冠する神社がある縁から3年前より始まり、今年は、感染症の早期収束や胡麻地域の繁栄も合わせて祈願されました。

サーマルカメラ(非接触型人体測温機)の設置について

南丹市国際交流会館では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、サーマルカメラを設置しました。
来館時は、検温確認のうえ、当館をご利用ください。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。

サーマルカメラ(非接触型人体測温機)には以下の設定をしています。
 37・5度以上の温度を感知した場合、警報ランプ(赤)と警報音が作動します。

設置場所  1階ロビー 事務所入口付近

サーマル

木戸豊吉翁頌徳碑説明案内板除幕式 園部以北の山陰線敷設の功労者を讃え 学ぶ

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 園部以北の国鉄の誘致運動に取り組み、地域振興に尽力した、日吉町上胡麻出身の木戸豊吉翁。その功績について説明した案内板が設置され、11月1日、除幕式が行われました。
 案内板は木戸豊吉翁頌徳碑の隣に設置され、胡麻地域まちづくり協議会の芦田昌德会長や西村良平市長などが設置を祝い除幕しました。
 そのあと日吉胡麻基幹集落センターで、木戸豊吉翁の功労について学び、南丹市集落支援員の浅田徹雄さんから、明治43年当時の時代背景などについて話しを聞きました。浅田さんは、「木戸豊吉翁の鉄道誘致により、日吉に鉄道が開通し、物資輸送や胡麻駅前の商店の設置など、住民の活気につながった。地域の発展に欠かせない人物だ」と語りました。
 また、主催した胡麻地域まちづくり協議会の芦田昌德会長は「功績をしっかりと後世に語り継ぐため、今回設置した案内板が役立てばうれしい」と話し、参加者は地域の偉人に思いを馳せていました。