園部文化観光協会がおもてなし 摩氣神社でオンラインバスツアー

 2月28日、園部町竹井の摩気神社でオンラインバスツアーが開催されました。
 コロナ禍の中、インターネットを使ったバスツアーの参加者に、京都の魅力を発信しようと、森の京都DMOが提案し、関西空港から京都嵐山、南丹市内の摩氣神社と美山かやぶきの里を順に中継。摩氣神社では、アメリカから参加した50組およそ100人に向けて、園部文化観光協会の小林康夫さんがガイドを務めました。
 威勢のよい摩気太鼓の演奏が出迎え、本殿前で宮司からコロナ退散の祈願と参拝の作法を教わりました。また社務所に放蕩なべや巻き寿司など季節の野菜料理が用意され、地域にお住まいの西本 方さんから、体のバランスを整える和食の魅力が紹介されました。
 ガイドを務めた小林さんは、「外国の人たちが画面越しに南丹市に興味を持ってくれた。来日のきっかけになれば嬉しい」と話していました。

川原クリーンアップ作戦 身近な場所から自然環境を守る


 2月28日、日吉ダム下流の桂川周辺で、川原クリーンアップ作戦が行われました。
 海洋汚染の原因となっている小さなプラスチックゴミを取り除くため、まずは自分たちの身近な地域の川原をきれいにしようと行われ、殿田区環境美化プロジェクトのメンバーや世木地域振興会、日吉ダム管理事務所、スプリングスひよしなどで構成されている「龍の森プロジェクト」のメンバーのほか、八木町や園部町、亀岡市からも参加がありました。
 参加者は草むらを分け川に入り、長年土に埋まったゴミを、掘り返しながら拾い集め、最後に分別作業も行われました。ペットボトルやタイヤ、農業資材、プランターなど、軽トラック3台分ものゴミを1時間で回収しました。
 以前より課題となっている不法投棄も数の減少が見られず、今後も自然環境、美しい川を守るために、活動を続けていくということです。

第25回京都伝統工芸大学校卒業・修了制作展 想いを継ぎ、時代を担う作品作りを

 2月27日から京都伝統工芸大学校、第25回卒業・修了制作展が京都市中京区にある京都伝統工芸館で開催されています。
 京都伝統工芸大学校では、伝統工芸の基礎を学び、新たな時代を担う作品作りを目指しています。
 展示会は、木工芸や彫刻など分野ごとに分かれて展示されており、学生がこれまでに学んできた技術を使って個性溢れる作品、約110点が並んでいます。
 京友禅を使ったウエディングドレスや繊細で幾何学的な組子細工。  
 型取りからこだわって制作した透し彫り香炉などが展示されています。
 また京都伝統工芸大学校の卒業生による「京の伝統工芸新人作品展」と漆工芸専攻で教鞭をとる大家忠弘教授の特別展示も同時開催されており、伝統工芸の美を楽しめます。
 京都伝統工芸大学校卒業・修了制作展は3月7日 日曜日まで開催されています。

こどもロボットプログラミング体験教室 プログラミングの楽しい世界を味わう

 2月27日、旧西本梅小学校内、Soi南丹市起業支援サテライトオフィスセンターで、こどもロボットプログラミング体験教室が行われました。
 「理系の祭典」ともいわれる、NHKロボットコンテストをめざす学生たちが、地域の子どもたちにロボットプログラミングの楽しさを味わってもらおうと開催したもので、7組の親子が参加しました。マサチューセッツ工科大学とLEGO社が共同開発した、プログラミング機能を持ったロボットを組み立て、自分で動きを想定しながらプログラミング。ロボットを自由自在に動かす楽しさを味わいました。
 3月12日には同じ会場の体育館で、指導に当たった学生たちが出場する「春ロボコン2021関西大会」が開かれます。

小、中学校で抗菌・抗ウイルス加工 安心安全な教育現場をめざして

 南丹市教育委員会では、コロナ禍でも児童生徒の学びを保障するため、普通教室で日々使用する机や椅子、教室の出入り口や水道の蛇口などに、抗菌・抗ウイルス加工を実施し、感染防止対策を強化することとしています。2月27日には、美山中学校、美山小学校で、その噴霧作業が行われました。
 作業にあたったのは、市内を運行するバスや小学校で施工の実績がある、園部町の工務店、株式会社セイチョーです。
 子どもたちが日常触れる机やいすはもちろん、トイレや手洗い場など隅々までコーティングしました。
 3月末までに、すべての小、中学校で作業を行い、施工後には、ウイルス保有数の測定なども行われます。

南丹市議会3月定例会 ワクチン接種の対応などについて答弁

 2月26日、南丹市議会3月定例会が再開され、会派代表質問と議員一般質問が行われました。
 代表質問では、7つの会派が、一般質問では、11人の議員が質問に立ち、地域農業や獣害対策、不法投棄の現状と把握、八木西小学校の周辺整備や美山地域の小・中一貫教育についてなど質問がありました。
 特に新型コロナウイルスのワクチン接種の対応について西村良平市長は、いまだ未確定の情報が多いと説明した上で、「基本は、広域な市内で開業医の数も限られていることから旧町一箇所ずつ会場を設け、集団接種の準備をする。しかし、4月下旬に入る予定のワクチンの数量が限定される場合は、個別接種に切り替える考えもある。」と説明しました。今後さらに精力的に情報をつかみ円滑に対応すると述べました。

園部文化観光協会E-bike貸与式 地域資源を活用しサイクリング計画

 2月25日、森の京都DMOから一般社団法人園部文化観光協会へ、モーター付き自転車、Eバイクが貸し出されました。
 貸し出された自転車は、クロスバイクタイプで、一日の充電でおよそ100キロ走ることが可能です。
 車体は、アルミ製でとても軽く、タイヤも細いため、体への負担が少ないことから長距離を走るのに適しています。
 園部文化観光協会では、コロナ禍でも楽しめる観光形態として自転車と旅行を組み合わせた「サイクルツーリズム」を計画しています。
地域資源を有効活用し新たな人の流れや、地域活性を目指すため、5月からは、ツアーガイドを付け、時代劇のロケ地巡りや京野菜などの食巡り、歴史拠点などを周遊するツアーを計画しています。
 最後に、生身天満宮で、サイクルツーリズム事業の成功と、自転車の交通安全祈願行われました。

地域学校協働活動推進に係る文部科学大臣表彰南丹市伝達式 美山地域学校協働本部の取り組みが評価

 2月25日、美山町島の美山小学校で、令和2年度地域学校協働活動推進に係る文部科学大臣表彰の伝達式が行われました。
 この表彰は、地域と学校が連携・協働して行う「地域学校協働活動」に対して贈られるものです。
 今回は111の活動が表彰され、南丹市からは美山地域学校協働本部が受賞しました。
 表彰式は新型コロナウイルスの影響により、オンライン開催となったため、文部科学大臣に代わり、木村義二教育長から表彰状の授与が行われました。
 美山地域では、小学校再編以降、地域と学校、保護者が一緒になり、子どもたちの学びを考え、地元の歴史や文化などを教材とした「美山学」の学習に取り組んできました。美山ブランドシールや、地元の子どもたちを受け入れるホームステイ事業などたくさんの取り組みが行われおり、また小中学校9年間を見通した学習も整備されてきました。
 今後も地域とともにある学校づくりが充実し、より発展していくことが期待されています。

明治国際医療大学 女子サッカー部 GK 為保美月選手なでしこリーガーに

 明治国際医療大学女子サッカー部から、なでしこリーガーが誕生しました。
 柔道整復学科4年の為保美月選手が、来季からなでしこリーグ2部のバーニーズ群馬FCホワイトスターに入団することになりました。
 為保選手のポジションはゴールキーパー。福岡県出身で、寮生活をしながら、勉学とサッカーの両立に励んできました。
 身長160cmとゴールキーパーとしては小柄ながら、トレーニングを重ね、プロへの道をつかんだ努力家です。今後の活躍が期待されています。

道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業 地域とともに歩む道徳教育 成果報告会

 2月22日、八木市民センターで、道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業「道徳教育成果報告会」が行われました。
 南丹市では道徳教育の授業改善と地域道徳の推進に力を入れています。今年度、八木中学校ブロックの幼・小・中学校をなんたん学びモデル推進校として、地域とともに歩む道徳教育に取り組んできました。
 八木中央幼児学園では、乳幼児期の保育と月齢にみられるエピソードを交えながら、遊びから広がる地域との関わりを紹介しました。また、八木西、八木東の両小学校では子どもたちが「地域から愛されていること、自分たちが地域の人たちを元気にしていること」に気付き、地域とつながることの大切さを知る、地域の良さを再認識し自分たちを支えてくれている人へ感謝の気持ちを持つことなど、授業で子どもたちが学んだことが報告されました。

JA京都日吉支店女性部生活大学 詐欺から自分と家族を守るための知識

 2月22日、JA京都日吉支店で女性部の生活大学が開催されました。
 生活大学は、地域や農村を守り、健康で心豊かな生活に向け、これまで家庭菜園や小物作り、スポーツなどに取り組んできました。 最終日となるこの日は、南丹警察署と日吉地域の3つの駐在所、日吉支店の職員による、防犯寸劇が披露されました。
 新型コロナウィルスワクチンの話題に便乗した詐欺について、巧妙に金品をだまし取る手口をわかりやすく紹介。お金の話が出たら、身内や警察、交番に必ず相談してほしいと話しました。
 またJA京都の窓口では、詐欺を未然に防ぐため、どこに振り込むか必ず確認されることが紹介されました。

南丹市フォトコンテスト審査会 地域の魅力を伝える 自然や美しい風景

 2月22日、京都丹波高原国定公園ビジターセンターで、南丹市フォトコンテストの審査会が行われました。
 豊かな自然や美しい風景など、南丹市の魅力を伝える写真、261点の応募があり、一次審査を通過した、58点の中から、最優秀賞や特別賞などに13点が選ばれました。
 審査員長で写真家の中田昭さんを中心に、各町の文化協会会長や、京都新聞社などが審査しました。
 今回入賞した13点は、今後、市内各所で巡回展示が行われる予定で、観光振興の広報物などに使用されるということです。

南丹市人権教育・啓発推進協議会 人権研修講演会 理解できない事から差別は始まる

 2月21日、国際交流会館で南丹市人権教育・啓発推進協議会人権研修講演会が開催されました。
 講師に、差別問題に詳しい、関西大学社会学部教授の内田龍史さんを招き、行われました。
 差別は、自分にとって理解できない事、わからない事を遠ざけることから始まると指摘。
 未知の新型コロナウィルスに対する不安や恐れから医療者を遠ざけると離職が更に進み「人々を分断し、社会の崩壊につながる」と述べました。
 また、一般社会の中で、多く見られる、差別と気づかず正当化している論理として「昔からそうなっている」や「周りがやっている」「関わりたくない」「弱者・少数派を救うべきではない」があると説明しました。
 最後に、「様々な人や考えに出会い、互いに理解していけば差別は減る。自分の価値観が誰かの価値観を侵害していないか、立ち止まって考えて欲しい」と強調しました。

京都聖カタリナ高で第70回卒業式 第15回看護専攻科卒業式 キャンドルの炎に誓い新た

 2月20日、京都聖カタリナ高校で南丹市のトップを切って卒業式が行われました。
 普通科32人、看護専攻科42人が、一人ひとり壇上に上がり、卒業証書を受け取りました。
 園田研一校長は「新型コロナウイルスの影響で、人生の中で時代を象徴する卒業式となった。今後さまざまな困難はあるが社会の一員として自分の意志を持ち、責任を果たしてほしい。困った時は母校を訪ねてほしい」とお祝いの言葉を述べました。
 今年度は式場への人数制限を設け、在校生は各教室にてオンラインで式に参加しました。
 卒業生は、キャンドルサービスの炎に、旅立ちの決意を新たにしていました。

南丹市観光協会連絡会 5つの協会が連携して 観光のまちづくりを

 2月19日、南丹市観光協会連絡会が行われました。
 一般社団法人園部文化観光協会、るり渓観光協会、八木町観光協会、日吉町観光協会、一般社団法人美山観光まちづくり協会の5つの協会が互いに協力して、観光振興事業に取り組み、豊富な観光資源を活かした推進を目的に結成されたもので、来年度から本格的に運用が始まる組織です。
 今回は、連絡会の規約と事業計画について協議がありました。
 また、連絡会の代表には、一般社団法人美山観光まちづくり協会代表理事の中川幸雄さん、副代表には、日吉町観光協会会長の中川亮さんが決まりました。
 そして、来年度の事業計画として、プロガイドツアーの先進地の視察を行うこと、市内にある地域資源を巡回し、互いの魅力を分かり合うことなどを確認し合いました。

南丹市議会3月定例会開会 令和3年度当初予算など27議案を提案

 2月18日、南丹市議会3月定例会が開会しました。
 冒頭、官製談合事件について、西村市長は「市政を預かる最高責任者としてお詫びする。原因究明する委員会を立ち上げ、職員対象の倫理研修なども実施する」と述べました。
 議会本会議では、令和3年度の施政方針や一般会計予算案など27議案が提案。施政方針では、真に必要な事業を見極めながら、行政改革とコロナ時代の新しい街づくりを、任期最終年の総仕上げとして進める考えを示しました。
 令和3年度の当初予算規模は、一般会計・特別会計・公営企業会計あわせて、前年度に比べ3・5%減の386億9098万2千円で提案されました。
 3月定例会の会期は3月30日までの41日間で、代表質問は2月26日(金)、一般質問は3月1日(月)と2日(火)。それぞれ10時から開会し生中継で放送します。

八木西小3年生  学校運営協議会委員らとフクロウ作り

 2月18日、八木西小学校で、フクロウ作り体験が行われました。
 地域に住む岡本眞幸さんをゲストティーチャーに迎え、学校運営協議会委員らと共に、3年生が工作に挑戦。岡本さんから「フクロウは縁起の良い動物。工作を楽しんでコロナを退散させよう」と話を聞き、児童らは細かな作業に没頭しました。
 材料はすだれなどに使われている葦と地元産の竹で、学校運営協議会委員らで準備を進めてきました。児童は細かな作業に悪戦苦闘する姿もありましたが、表情も個性的で思わず笑顔になる、愛くるしいフクロウが完成しました。

女性の館 手作りエコバッグとマスクに反射材 南丹警察署とコラボで交通安全

 2月16日、園部女性の館で、手作り作品に交通安全のための反射材をプリントする作業が行われました。
 南丹警察署と南丹船井地域交通安全活動推進委員協議会では、高齢者の夕暮れ時の交通事故防止のため、反射材を身に付けるよう広報活動を行っています。この日は、女性の館で手芸品を制作する「リフォーム夢」のメンバーらと一緒に、手作りのエコバッグやマスクに反射材をプリントしていきました。
 南丹警察署では「普段持ち歩くものに反射材があることで、事故が防げれば」と話しています。これらの商品は、道の駅京都進光悦村やるり渓温泉で販売されています。

石黒将義 写真展 モータースポーツに魅せられて石黒将義 写真展 モータースポーツに魅せられて

 2月10日から14日にかけて、ガレリア亀岡を会場に、園部町在住の写真愛好家、石黒将義さんの写真展が開かれました。
 石黒さんは、南丹高校写真部のOBが集うフォトサークル亀達会(かめらかい)に所属しています。今回初めて開いた個展には、2004年から鈴鹿サーキットなどに通い撮り続けてきたモータースポーツの写真を展示。レースの張りつめた緊張感、整備中のピットの様子や興奮に沸く観客席など、43作品が並びました。
 石黒さんは、「朝から夜にかけてサーキットの1日を体感するというテーマにした。情熱がほとばしる、モータースポーツのかっこよさを感じてほしい」と話し、観客らは躍動感あふれる作品に魅了されました。

南丹市環境審議会 第2次計画 環境保全に携わる人材育成を重点に

 2月10日、南丹市役所で南丹市環境審議会が開かれました。
 南丹市では、環境基本計画を定め、温室効果ガスの排出削減や地球温暖化防止対策のために、地域が主体となった環境保全活動などに取り組んできました。
 この審議会は、さらに今後10年間を見据えた第2次計画の策定に向けて、10人の委員が意見を交わし素案作りに取り組んできたもので、今回で最終となります。
 第2次計画の重点プロジェクトには、小中学生や市民が環境について話し合う場を作り、出前講座などの開催を通して、環境保全に携わる人材の育成などがあげられています。委員からは、環境の取り組みについて認知度が低いことが気になる。また、市民や事業者に、環境計画の存在を知ってもらうことが大切。分かりやすい言葉で南丹市の環境問題について提起する工夫が必要など、計画案を実行するための広報についての意見が多く出ました。
 完成した第2次計画の素案をもとに、22日に、南丹市へ答申書が提出されます。

サイモン・マーラー写真展 幻想的な写真が並ぶ

 2月2日から18日まで、日吉町上胡麻のそよかぜ日吉で、写真家サイモン・マーラーさんの写真展が開かれました。
 今回の写真展は、そよかぜ日吉と以前から交流がある、地元在住で、ニュージーランド出身の写真家、サイモンさんが、施設支援のためにと開きました。
展示された写真は、人の目ではみることのできない赤外線を、カメラを通して捉え、表現する赤外線写真です。
 濃淡の強いモノクロ写真、幻想的な写真が並びます。
 また、写真にサイモンさんの妻、かつみさんが詠った詩をのせた作品も展示されています。
 日常の一瞬、色を持たないモノクロ写真が訪れた人を魅了しました。

園部小学校6年生 職業人インタビュー 自分の夢に気付く 未来を築く

 園部小学校6年生は3学期になって、「自分の夢に気付く 未来を築く」をテーマに、職業人インタビューに挑戦しています。
 子どもたちが希望する職業は、プログラマーやファッションデザインをもとに型紙におこす専門職「パタンナー」、看護師やモデルなどおよそ40種類。それぞれの職業人に、やりがいや苦労、今どんなことをがんばればよいかなどをリモートインタビューやメールなどで聞きました。
 野球選手をめざす児童のインタビューに応えたのは、園部小学校卒業生で現在、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中貴也選手。「人一倍練習をした。努力は必ず報われる」と子どもたちに声援を送りました。
 また、京都サンガF.C.から元プロサッカー選手が訪れ、体育館でインタビューと実技が行われました。「目標はプロ選手になることでなく、その先どうするかを考えることが大切」とアドバイスを受け、未来の自分の姿に思いを馳せていました。

八木町市民フォーラムの会 発行 “八木のまちめぐりマップ”でええとこ探し

 2月7日、八木町市民フォーラムの会が制作した「八木のまちめぐりマップ」が完成し、実行委員会のメンバーによる発行準備作業が行われました。
 八木町市民フォーラムの会では、一昨年から八木のまちづくりをテーマに、絵地図づくりを進めてきました。マップには、南丹市が発行する郷土資料を基に、寺や神社、遺跡、観光ポイントなど、およそ200の項目を記載。実行委員会のメンバーおよそ20人が、手分けし現地を訪れて調査しており、「初めて知ったこともあり、たくさんの発見があった。これを見た人が八木の良いところを見つけるヒントにしてほしい」と話していました。
 マップは、3000部発行しており、八木町の住民に全戸配布されます。

森 里 文化セミナー2020 丹波高原の森の魅力とその現代的危機

 2月5日、美山町の京都丹波高原国定公園ビジターセンターで、森里文化セミナーが開かれました。
 第2回となる今回のテーマは、丹波高原の森の魅力とその現代的危機で、京都大学大学院農学研究科助教の山崎理正さんからは「森里を脅かす虫たち~病虫害と森林の管理~」と題し、ナラ枯れなどの原因の一つになっているキクイムシの生態やその対策について話しました。
 また、京都大学大学院地球環境学堂助教の貫名 涼さんからは「京の文化を支えるササ~その伝統と危機~」と題し、祇園祭などで飾られている厄除け粽の材料になるチマキザサの危機的状況により、伝統文化の継承が困難になっている現状について話を聞きました。
 講義のあとには、受講者に終了証が授与されました。

園部中学校1年生 地域防災学習 普段の生活から自分たちにできることとは

 園部中学校では「地域とともにある私たち」を3年間のテーマとし、1年生では、総合的な学習の時間に地域防災学習に取り組んでいます。
 2月4日には、災害時に支援活動などの経験がある3人の講師から話を聞きました。東日本大震災で支援活動を行った、南丹市社会福祉協議会事務局長の榎原克幸さんからは「災害で最も恐れることは風化すること。災害を他人事でなく自分事として考えることが大切」と話しました。
 また平成25年の台風18号で地域が水害に遭った時のことを、横田区防災委員長の松本 健さんと、当時園部中学校に勤務していた平井祐子さんが講演。「被災した時でも自分のことより、地域の子どもたちのことを考えてくれる大人がいること」や「自ら災害ボランティアに駆けつけた中学生」の話を聞き、生徒会本部役員の山田陽輝さんと木村咲智さんが、災害を通して地域とつながる大切さについてプレゼンしました。
 また、講演の後、グループに分かれ、普段の生活から、自分たち中学生に何ができるのかを意見を出し合い、思いを共有しました。

氷室の郷  20周年記念モニュメント披露とタイムカプセル開封

 現在、八木町氷所の氷室の郷では、20周年を記念したモニュメントが設置されています。
 この記念碑は、氷室の郷で活動するものづくり教室、草木工房のメンバーが制作しているもので、ラッキークローバーモニュメントと名付けられています。
 四つ葉のクローバーをモチーフに、2018年の来園者のメッセージをタイルアートして、見た人に幸せな気持ちになってほしい。との願いが込められています。
 また2月3日には、2010年から氷室の中で、保存されていたタイムカプセルの開封も行われました。
 タイムカプセルには、10年前に実施されたワークショップで、未来の自分への思いを来場者が書いた、手紙が入っています。
 手紙は、今月に予定されていた氷室の郷20周年記念イベントで参加者に手渡される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症対策の為、イベントは、中止となりました。
 今後、開封された手紙は、草木工房が制作したメダルと一緒に参加者のもとに届けられるということです。

南丹市議会臨時会 コロナワクチン接種に関す補正予算が可決

 2月3日、南丹市議会臨時会が開催され、西村市長から、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する費用などを盛り込んだ、一般会計補正予算案が提案されました。
 ワクチン接種関連では、予約システムの構築やコールセンターの設置、接種するためのチケットの作成など体制の整備に係る経費、予防接種を開始していくための経費などに1929万8千円を計上。
 そのほか、緊急事態宣言の発令に伴って営業時間を短縮している事業者に支払う、協力金の市負担分 1560万円や小、中学校施設への抗ウイルス化作業などに1100万円を計上。歳入歳出それぞれ1億 442万3千円を追加する補正予算案で、表決の結果、可決されました。

摩氣神社 節分祭 健康と安全 無事を願って

 2月2日、園部町竹井の摩氣神社で節分祭と星祭が行われました。
 124年ぶりに、節分が2月2日となり、例年とは一日早い季節の節目となりました。
 今年は感染症対策のため、規模を縮小し、神事とお焚き上げのみを実施することになりました。
 旧暦の正月にあわせ、邪気を払う神事、節分祭。宮司が焼納の神事を行い、各家から持ち寄った古いお札や正月飾りがお焚き上げされました。燃え盛る炎に、地域の発展と氏子らの健康を祈りました。

八木西小学校ようこそ先輩 伝統楽器 琴の音色に魅了され

 2月2日、八木西小学校で、お琴学習がありました。
 日本の文化、伝統楽器である琴に触れようと、旧八木小学校出身の伊藤いづみさんと城戸葵さんをゲストティーチャーに招き、4、5年生が体験しました。
 5年生の授業では、琴の構造や歴史などを学んだあと、教科書に掲載されている「春の海」やテレビアニメのオープニングテーマ曲など、ジャンルを超えた演奏が披露されました。
 また子どもたちも実際に、琴の前に座り、一人ずつ弾き方を教えてもらいました。
 最後に先生のピアノと琴のコラボレーション演奏があり、児童らは「生の琴の音色が聞けて感激した」と、目を輝かせていました。